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法助動詞
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法助動詞のインデックス(目次)
序章
0.1. 法
0.2. 認識的用法と根源的用法(及び本書で言う主観と客観について)
0.3. 法助動詞の主な意味
0.4. 現在時制と過去時制
1章 法助動詞の主な用法
1. can(客観性)
1.1 能力(客観的意味)
1.2. 許可(客観的意味)
1.3. 可能性(客観性-主観的意味)
2. may(主観性)
2.1. 許可(主観性-客観的意味)
2.2. 可能性(主観的意味)
3. will(主観性)
3.1. 意志(主観性-客観的意味)
3.2. 予測(主観的意味)
4. shall(主観性)
4.1. 意志・義務(主観性-客観的意味)
4.2. 予測(主観的意味)
5. should(shallの過去時制)
5.1. should(客観性)
5.1.1. 義務(客観的意味)
5.1.2. 可能性(客観性-主観的意味)
5.2. 感情のshould
6. must(主観性)
6.1. 義務(主観性-客観的意味)
6.2. 必然性(主観的意味)
7. have to(客観性)
7.1. 義務(客観的意味)
7.2. 必然性(客観性-主観的意味)
8. ought to(客観性)
8.1. 義務(客観的意味)
8.2. 可能性(客観性-主観的意味)
9. need(客観性)
10. dare(客観性)
2章 その他
1. 間接話法と法助動詞
2. 仮定法
2.1. 仮定法
2.2. 丁寧表現
3. 完了形との共起
4. 否定文と疑問文
4.1. 否定文
4.2. 疑問文
参考文献
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>7.2. 必然性(客観性-主観的意味)
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7.2. 必然性(客観性-主観的意味)
have toの必然性はmustと類似し、断定的な推測を表すが、mustが主観性を持つのに対してhave toは「客観性」をおびる推測の意味を持つ。ただし、用いられることは少ない。
(9)
a. You have to be joking.
(冗談でしょう。)
b. I've heard the roar of the engine. It has to be John.
(エンジンのごう音を聞いたよ。ジョンに間違いない。)
have got toも「必然性」の意味を持ち、have toと同様に用いられるが、必然性の意味ではhave toもhave got toも用いられることが少ないのに変わりはない。mustのほうが多用される。
次は、過去時制としてのhad toを用いた例である。義務と必然性の2例を示す。
(10)
a. He had to work late yesterday.
(彼は昨日遅くまで働かなければならなかった。)(義務)
b. She had to be joking.
(彼女は冗談を言っているのに違いなかった。)(必然性)
had got toについてはアメリカ英語では用いられない。イギリス英語においてもまれである。
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