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英語喫茶基礎からの英語学習確認問題受動態の応用 Day36>第4文型と助動詞の受動態について 選択式確認問題の解説




 選択式確認問題の解説です。
 練習問題の解答後に参照してみてください。

選択式1  第4文型と助動詞の受動態について




解説です

 第4文型の受動態についての問題です。第4文型は、目的語が2つあります。基本的にはそれら2つの目的語を主語の位置に置いて受動態を作ることができます。
 今回は選択式の問題のため、主語の位置に置く目的語は決まっていますが、受動態の作り方は「主語+be動詞+過去分詞」の順番で変わりありません。

 また助動詞が使われている文もありますので、注意してください。助動詞がある場合は「主語+助動詞+be+過去分詞」の順番になります。


問題1について
 解答は次のようになります。
 She was given the kiss of life.

 受動態の作り方は「主語+be動詞+過去分詞」の順番になります。
 「She」の後にbe動詞が続いているのは、2文だけです。そこから過去分詞が置かれている文を選択していきます。
 ここで使われている過去分詞は「given」ですが、これは「give」の過去分詞です。

 She was given the kiss of life. で、「彼女は人工呼吸をされた。」という意味になります。


問題2について
 解答は次のようになります。
 I was given the task of preparing a document.

 「I」の後にbe動詞が続いているのは2文だけです。そこから過去分詞が置かれているのは1つだけですが、ここで使われている過去分詞は「given」です。上の問題と同じ過去分詞ですが、「given」は「give」の過去分詞になります。

 I was given the task of preparing a document. で、「私は文書を用意する仕事を与えられました。」という意味になります。
 I was givenで、受動態の基本形となりますが、これで「I」が「given」されるという意味合いになります。

 「task」は仕事という意味の名詞です。また、「preparing」は「prepare」のing形です。「prepare」は「用意する」という意味の動詞です。
 「document」は文書という意味の名詞です。


問題3について
 解答は次のようになります。
 Nobody was told the circumstances of Paul's new job.

 主語の位置に置かれているのは「Nobody」です。その後にbe動詞が続いているのは2文ありますが、そこからさらに過去分詞が続いているのは1つだけです。ここで使われている過去分詞は「told」です。
 「told」は、「tell」の過去分詞になります。「tell」は「伝える」という意味の動詞です。

 Nobody was told the circumstances of Paul's new job. で、「だれもポールの新しい仕事の状況について伝えられていませんでした。」という意味になります。
 ここでは「Nobody」が使われているために、否定を表す文になっています。
 また「circumstance」は「状況」や「事情」という意味の名詞です。


問題4について
 解答は次のようになります。
 The plan will be discussed by the councilor on Wednesday.

 主語の位置にあるのはThe planです。
 ここで注意が必要なのは、助動詞が使われている文であることです。
 助動詞がある場合は「主語+助動詞+be+過去分詞」になりますので、The planの後には、この場合「will」が続きます。
 「will」の後は「be」が続きます。すなわちbe動詞の原形です。そこからさらに過去分詞である「discussed」が続いている文が解答になります。
 「discussed」は「discuss」の過去分詞ですが、「discuss」は「話し合う」という意味の動詞です。

 The plan will be discussed by the councilor on Wednesday. で、「その計画は水曜日に市会議員によって討論されるでしょう。」という意味になります。


問題5について
 解答は次のようになります。
 This will be done on a month-by-month comparison with the previous year.

 この問題も上の問題と同様になります。助動詞の「will」が使われていますが、主語である「This」の後に「will」が続くことになります。
 「will」の後にはbe動詞の原形である「be」が続きますが、そのような文は2文しかありません。そこからさらに過去分詞が続いている文を選択します。
 ここで使われている過去分詞は「done」ですが、「done」は「do」の過去分詞になります。

 This will be done on a month-by-month comparison with the previous year. で、「これは前の年とともに月ごとの比較がされるでしょう。」という意味になります。

 month-by-monthで、「月ごと」という意味になります。また「comparison」は「比較」という意味の名詞になります。











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