当ページはURLを変更しました。
3秒後に新ページに移動します。
ブックマーク等は移動先のページに変更をお願いいたします。
ページが移動しない場合は下記に移動してください。
新ページ基礎からの英語学習
<英語喫茶TOPへ>
<前の英文法「Day」へ> <英文法インデックスへ> <次の英文法「Day」へ>




the oldest (最上級について)(比較B)


比較3回目の今回は最上級について詳しくふれていきます。
また、前回書ききれなかった比較級を使った表現についてもふれていきます。
それはラテン語を由来とする比較の文なのですが、その中でよく使われる表現がありますのでそれについて今回はふれていきます。

比較については今回が最終回です。




senior to / junior to

  senior(年上の)、junior(年下の)はラテン語を由来とする比較級です。
ただし、比較の文を作るときには今までのように「than」を使いません。
代わりに、「to」を使います。
たとえば、senior や junior の例文は次のようになります。


He is five years senior to me.
(彼は私よりも5歳年上です)
このように「than」の代わりに「to」を使って比較の文を作ります。

She is junior to me.
(彼女は私よりも年下です)

他にもラテン語由来の比較級の例を少し書いてみます。







例文を書いてみます。


You are superior to me.
(あなたは私よりも優れています)

I am inferior to him.
(私は彼よりも劣っています)

The constitution is prior to all other laws.
(憲法は他のすべての法律に優先します)



prefer について


prefer には「〜の方を好む」という意味があります。
形容詞や副詞ではなく prefer は動詞ですがラテン語由来の動詞です。
そして、この動詞である prefer にも「to」を使って比較の文を作ることができます。


I prefer tea to coffee.
(私はコーヒーよりもお茶の方が好きです)


ところで上の文は比較の対象に「名詞」をおいています。
prefer には動詞もおいて文を作ることができます。
その場合は prefer に to をつけて動詞の原形をおきます。
ただし、後の比較対象となる「to」にはそのまま動詞をおきません。
つまり次のような文にはなりません。


× I prefer to stay here to go there.
  (私はそこに行くよりも、ここにいたいです)


この場合は後の「to」の前に rather than をおきます。
このことには注意をしてください。

I prefer to stay here rather than to go there.


このように prefer で動詞を使って比較の文を作るときには rather than を使います。
また rather than の後の「to」は省略をすることができます。


prefer の形容詞の形は preferable です。
この preferable も to を使って比較の文を作ることができます。

Poverty is preferable to solitude.
(孤独よりは貧乏のほうがいい)
[poverty = 貧乏]
[solitude = 孤独、さびしさ]



これらは「ラテン語比較(Latin Comparison)」ともいいます。







the oldest(最上級の基本)

  ここからは最上級についてふれていきます。
これまでの比較級は「2つの中で優劣を比較する」文でした。
それに対して最上級は「3つ以上の中で一番」をあらわす文です。

また比較級は基本的に形容詞や副詞の語尾に「er」をつけるか、前の方に「more」をつけて作っていました。
たとえば old は「older」になります。
最上級は「er」の代わりに「est」をつけるか、前の方に「most」をつけて作ります。
たとえば old は「oldest」になります。
ただし、もう1つ注意することは、そのように最上級に変化した語の前には「the」をおくのが基本であることです。
したがって、old は「the oldest」になります。


He is the oldest in the office.
(彼はオフィスの中で一番の年長者です)

This is the oldest building in the town.
(これは街の中で一番古い建物です)


また、最上級を使った文では「〜の中で一番です」という意味の「〜の中で」の部分をあらわすために、よく in the town(街の中で)や in the office(オフィスの中で)、in the class(クラスの中で)のような文を後ろにおきます。

(場所がくる場合は上のように「in」を使いますが、数がくる場合は「of」が使われます。)

次では最上級について、その作り方にふれていきます。









最上級の作り方

  Day32の中では比較級の作り方についてふれましたが、最上級の作り方はその比較級の作り方と同じです。
ただ、比較級での「er」や「more」が「est」や「most」に変わります。

原級から比較級、そして最上級に変化する場合について下に書いてみます。







最上級を使った例文です。


The Nile is the longest river in the world.
(ナイル川は世界で一番長い河です)

She is the most famous in Japan.
(彼女は日本で一番有名です)

This car is the most expensive in the shop.
(この車はその店で一番高価です)

前にも書きましたが普通は、最上級に変化した語の前に「the」をつけて使います。
(特に名詞を修飾する場合)



また、不規則に変化する語についても下に書いてみます。








最上級の「the」について


なぜ形容詞や副詞が最上級に変化すると「the」をつけなければならないのでしょうか?


最上級の意味は「〜の中で一番」ということでしたが、これはあるものの中で「一番」であると限定することになります。
つまり、あるものを特定することになるので「the」をつける必要があります。
特に名詞を修飾する場合には「the」をつけなければなりません。













その他に覚えておきたい最上級の使い方

  最上級を使った文で、覚えておきたいものをいくつか書いていきます。


★<at the most>

「せいぜい」や「多くて」という意味があります。
「こんなにたくさんの」という意味ではありませんので注意してください。
「the」は省略される場合があります。
例文を次に書いてみます。


He will pay 3000 yen at the most.
(彼はせいぜい3000円しか払わないだろう)

Ann is twenty years old at the most.
(アンはせいぜい20歳ぐらいだろう)

これはちょうど at the の後に最上級をつけた形です。
同じような意味で at the best というのもあります。



★<at last>

at last は「ついに」という意味です。
長い間待った後や、やり続けてきた後などに、「やっとのことで」という意味で使います。


At last I found it.
(やっとのことでついに私はそれを見つけました)



★<at the least>

at the least は「少なくとも」という意味です。
「最低である」といった意味ではありませんので注意してください。
「少なく見積もっても」という意味です。
「the」は省略される場合があります。
例文を書いてみます。


It will cost at least 7000 yen.
(それは少なくても7000円はするでしょう)
[cost = (お金)がかかる]



★<the+序数詞+最上級>

序数詞といえば first や second のことで意味はそれぞれ「1番」、「2番」をあらわします。
この序数詞を the と最上級の間にいれて「何番目」という意味の文を作る場合があります。
最上級といえば普通は「1番」の意味をあらわしますが、それに序数詞を加えることで1番以外の意味をあらわす文を作ることができます。

これはたとえば the second largest というのがあります。
意味は「2番目に大きい」という意味です。
このようにある最上級の前に序数詞をおいて作ります。


The Amazon is the second longest river in the world.
(アマゾン川は世界で2番目に長い河です)




最上級の文+I have ever seen


I have ever seen. とはそれだけで「私が今までに見た」という意味の文です。
この文を最上級の後ろにおくと「〜は、私が今までに見た中で一番です」という意味の文になります。
たとえば次の例文を見てください。


It was the most interesting movie.
(それは一番おもしろい映画でした)
これは普通の最上級の文ですが、この文の後ろに I have ever seen をおくと次のような意味の文ができます。

It was the most interesting movie (that) I have ever seen.
(それは今までに私が見た中で一番おもしろい映画でした)
このように文ができあがります。


ところで、I have ever seen は現在完了形といいます。
現在完了形とは have に過去分詞をつけた文のことをいいます。

ちなみに上の文の、I have ever seen の「seen」を do の過去分詞である「done」と入れ替えると「〜は、私が今までにした中で一番〜だ」という意味になります。


現在完了形については次回から詳しくふれていこうと思います。















<前の英文法「Day」へ> <英文法インデックスへ> <次の英文法「Day」へ>

<英語喫茶TOPへ>





英語喫茶
〜英語・英文法・英会話〜