Day38からは新しく前置詞に入っていきます。
今回は前置詞の1回目で、時間をあらわす前置詞についてふれていきます。
前置詞は名詞や名詞に相当する語の前におかれるものです。
ですが、名詞などの前に前置詞が必要なものと必要でないものがありますし、必要な場合はどの前置詞が使われるかという問題があります。
ここで、どういう場合にどのような前置詞が使われるのかをもう一度復習してみてください。
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★<時刻、年、月、曜日など>
時計が指す時間や曜日、年、月にはどのような前置詞が使われるのかは覚えていますか?
時刻をいうときには「at」が使われます。
at にはある時の一点を指す意味があります。
at 9:30
at 6:30 a.m.
at 11 o'clock
The university starts at 9 o'clock.
(大学は9時に始まります)
at 9 o'clock は at 9:00 と書くこともできます。
それでは、年や月にはどの前置詞が使われるかは覚えていますか?
年や月には「in」が使われます。
in April
in July
in 2004
I am going to go abroad in August.
(私は8月に外国へ行く予定です)
季節にも「in」が使われます。
in summer
また、曜日にはどの前置詞が使われるかは覚えていますか?
曜日には「on」が使われます。
そして on には特定の日という意味があります。
on Friday
on Sunday
See you on Monday.
(月曜日に合いましょう)
ところで、「on」には特定の日という意味があると書きました。
ですから「日」が特定されると月をあらわす語の前でも前置詞には「on」が使われるようになります。
次の例を見てください。
on April 10(4月10日に)
on July 7(7月7日に)
また特定の日ということに関係して次のような例もあります。
on Christmas Day(クリスマスに)
on New Year's Eve(大みそかに)
★<午前や午後など>
午前中や午後をあらわすには morning や afternoon を使いますが、これらにはどの前置詞を使うでしょうか?
この場合は「in」を使います。
in the morning(午前中に)
in the afternoon(午後に)
in the evening(夕方に)
そしてこの場合も「日」が特定されると「on」が使われます。
また「日」以外でも「ある日の朝」というように特定される場合も「on」が使われます。
on the afternoon of July 7(7月7日の午後に)
on Monday morning(月曜の朝に)
on Saturday night(土曜日の夜に)
★<その他>
その他に知っていて便利なものを書いてみます。
at the beginning は「始めに」という意味です。
at the beginning of April(4月の始めに)
反対に「終わりに」という意味の場合は at the end を使います。
at the end of July(7月の終わりに)
ところで、「夜に」という場合はどの前置詞が使われるかは覚えていますか?
「朝に」は in the morning のように「in」が使われましたが、夜にという場合には特に「at」が使われます。
at night(夜に)
in time と on time
in time と on time では見た目は前置詞である in と on の違いしかありませんが意味の上では次のような違いがありまず。
in time には「(その時間に)間に合うように」という意味があります。
You should be in time for the party.
(パーティーには間に合うようにしたほうがいいですよ)
また on time には「時間どおりに」という意味があります。
The plane arrived on time.
(飛行機は時間通りに到着しました)
[on time = punctually]
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次に時間の経過などの前置詞についてふれていきます。
時間の経過などとは、「〜まで」や「〜の後」といった意味をあらわす前置詞のことについてです。
★<「〜まで」の by と until>
by と until については以前にも一度ふれたことがありますが、前置詞としてここでもう一度ふれておきます。
by と until はどちらも「〜まで」という意味がありましたが、使うときには次のような違いがあります。
by は「〜までに」というようにある時間までの期限をあらわします。
例文としては次のようになります。
You have to come by 9 o'clock.
(9時までに来なければなりませんよ)
それに対して until は「〜までずっと」というように継続した時間をあらわします。
たとえば次のような文です。
I will stay here until 9 o'clock.
(私は9時までここに滞在するつもりです)
(by と until の時間的な比較についてはDay20を参照してください)
★<「〜から〜まで」の from...to(until)>
ある時点からまたある時点までの期間をあらわすのに<from...to(until)>を使います。
from Monday to Friday
(月曜日から金曜日まで)
また to の代わりに until を使ってあらわすこともできます。
from Monday until Friday
They are going to stay there from 10 o'clock to 6 o'clock.
(彼らはそこに10時から6時まで滞在するでしょう)
以前にふれたことがありますが、<from...to(till)>で期間をあらわした場合に to の後の時間が含まれないことがあります。
というのは、from Monday to Friday と言うと Friday が含まれるかどうかがはっきりしないからです。
この場合は to の代わりに through を使います。
from Monday through Friday
(月曜日から金曜日まで)
このようにいうと、金曜日も含まれていることがはっきりします。
(ホテルの宿泊などに使われます)
またイギリスでは inclusive を使います。
inclusive は from...to の後ろにおきます。
from Monday to Friday inclusive
(月曜から金曜日まで)
inclusive には「〜を含んで」という意味があります。
その inclusive を後ろにおいて「(曜日などの)始めと終わりを含んで」という意味になります。
before, after と since, for
★<before と after>
before と after については以前にもふれました。
before は「〜前に」という意味で after は「〜の後に」という意味ですが両方とも前置詞として使うことができます。
before Tuesday
(火曜日の前に)
after 7:00
(7時の後に)
前置詞として使いますので名詞や名詞に相当する語の前にしかおくことができません。
ただし、動詞を ing形に変えて文のように使うことはできます。
I usually have breakfast before going to school
(私は学校に行く前にたいてい朝食をとります)
★<since と for>
since と for については以前に現在完了形のところでふれたことがありますが、since はある時間の起点をあらわし for はある期間をあらわします。
意味は、since は「〜以来ずっと」で for は「〜の間」です。
そして普通 since は現在完了形や過去完了の中で使われます。
He has been to Switzerland since Saturday.
(彼は土曜日からスイスに行っています)
He stayed for two days.
(彼は2日間滞在しています)
また for a long time というと「長い間」や「長時間」という意味をあらわします。
★<during について>
during にも for のように「〜の間」という期間をあらわす意味があります。
ですが、for と違うところは during の場合は特定した時間をあらわすことです。
つまり時間を特定できる名前(たとえば summer holidays)などが使われます。
したがって、この場合は for との交換はできません。
(for にはある時間の長さがどのくらいかに重点がおかれます)
「コンサートの間」という意味の文で次の文を比較してみます。
○ during the concert
× for the concert
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★<「〜以内」の within>
within には「〜以内」という意味があります。
つまり「ある時間内」という意味です。
within five minutes
(5分以内に)
within a week
(一週間以内に)
I will be back within two hours.
(私は2時間以内に戻ってきます)
on+動名詞(動詞のing形)
前置詞である on に動名詞を続けて「〜するとすぐに」や「〜のすぐ後に」という意味をあらわす場合があります。
また動名詞の代わりに動作をあらわすことができる名詞をおくこともできます。
文の形は<on+動名詞>になります。
たとえば、on に arrive の動名詞 arriving をおくと
on arriving で、「到着するとすぐに」という意味になります。
また on arriving を動作をあらわす名詞を使って書き換えると次のようになります。
on arrival(到着するとすぐに)
(arrival は arrive の名詞です)
例文を書いてみます。
On getting home, I went to bed.
(家についてすぐに、私は寝ました)
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