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 強調構文(分裂文)

 文のある部分を強調することができる用法についての解説です。
 強調する、文のある部分を「強調するもの」として、次の文の型にあてはめるだけで、その意味の文を作ることができます。

 <It is+強調するもの+that…>

 上の文の型ですが、「強調するもの」には、主に名詞や代名詞を入れます。
 たとえば She went to the theater.「彼女は映画館に行きました。」の、「she」を強調したい場合は次のようになります。

 It is she that went to the theater.
 (彼女です、映画館に行ったのは。)


 このように「強調するもの」のところに she が置かれると、日本語訳も「彼女」が強調されるようになります。
 また、「the theater」を強調したい場合は次のようになります。

 It is the theater that she went to.
 (映画館です、彼女が行ったのは。)


 「強調するもの」のところに the theater が置かれる場合ですが、日本語訳も「映画館」が強調されるようになります。

 she を強調する場合のことを、図にして解説すると次のようになります。

itによる強調構文について itによる強調構文について



※「人」を強調する場合は、「that」を「who」に置き換えることができます。


 もう1つ、同様の例文で説明を加えてみます。

 Mary ate John's pudding last night.
 (メアリーは昨日の夜にジョンのプリンを食べました。)


 ここで Mary を強調したい場合は、 it is の次に Mary を置いて、残りの語句を that の後に続けることになります。
 ただ、ここでは Mary が人ですので、 that の代わりに who を使います。
 すると次のようになります。

 It was Mary who ate John's pudding last night.
 (メアリーです、昨日の夜にジョンのプリンを食べたのは。)


※このような文を「強調構文」といいます。
 また強調するものを it is の後に持ってきて、残りの文を that 以下に分けることから、このような文のことを「分裂文」ともいいます。









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