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「somebody」または「someone」は、「誰か」や「ある人」という意味で「肯定文」で使います。
否定文と疑問文では、「anybody」または「anyone」を使います。これは「some」と「any」の場合と同じです。
また「人」の意味ではなく、「物」に対しては肯定文で「something」を使い、否定文と疑問文で「anything」を使います。
そしてこれらは全て、単数として扱います。
There is somebody waiting for you.(誰かがあなたを待っていますよ。)
There is something on the shelf.(棚の上に何かがありますよ。)
I will play something on the violin.
(ヴァイオリンで何か弾きましょう。)
Is there anybody in the room?(部屋に誰かいますか。)
単数として扱かわれるので、be動詞には「is」が使われています。
次は否定文の例です。
I haven't seen anybody.(私は誰にも会いませんでした。)
I don't know anything about it.(私はそのことについて何も知りません。)
「anybody」と「anything」を否定文で使うと、それぞれ「誰もいない」と「何もない」というように、全体を否定する意味になります。これも「any」と同じ使い方になります。
また、「誰もいない」や「何もない」という意味では、否定語の「nobody」、「no one」、「nothing」があります。
There was nobody in the room.(部屋には誰もいなかった。)
I know nothing about it.(私はそのことについて何も知りません。)
I have nothing to eat.(食べ物が何もありません。)
「anybody」と「anything」は否定文と疑問文で使うのが普通ですが、もしも肯定文で使うと、それぞれ「誰でも」と「何でも」という意味になります。これも「any」と同じ使い方になります。
Anybody can do it.(誰でもそれをすることができます。)
You may take anything.(何でも持っていっていいですよ。)
I will do anything.(何でもしましょう。)
それから同じ「誰でも」という意味では、「every」を加えた「everybody」または「everyone」もあります。
また物に対して「何でも」という意味では、「everything」もあります。
これらはそれぞれ「誰でも」と「何でも」という意味から、複数扱いのように思えますがどちらも「単数」として扱います。
Everybody loves music.(誰もが音楽を愛します。)
Everything is all right.(全て順調です。)
Everything is true.(全てが本当です。)
単数として扱うので、動詞は上の3例とも単数にあわせた形になっています。
※「no one」の「no」と「one」は離すのが普通です。
また、「nothing」に「but」が続いた「nothing but」は、「~だけ」や「~をするだけ」という意味になります。(これは「only」と同じ意味です。)
She wanted nothing but love.(彼女は愛だけがほしかった。)
He is nothing but a child.(彼はただの子供だ。)
She does nothing but read.(彼女は読書ばかりしています。)
※「anything」に「but」が続いた「anything but」は、「決して~でない」や「~の他は何でも」という意味で使うことができます。
次は「決して~でない」の例です。
She is anything but polite.
(彼女は決して礼儀正しくはありません。)
He is anything but a gentleman.
(彼は決して紳士とはいえません。)
次は「~の他は何でも」の例です。
We eat anything but beef.(私達は肉以外なら何でも食べます。)
I can do anything but it.(それ以外は何でもできます。)
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