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 somebodyとanybody(somethingとanything)

 somebodyはsomeとbodyが一緒になった複合語です。
 また語句の意味としては同じなのですがsomeoneも使われます。someoneはsomeとoneが一緒になった複合語です。
 somebodyまたはsomeoneは、「誰か」や「ある人」という意味です。通常は肯定文で用いられます。
 否定文と疑問文で用いる場合は、anybodyまたはanyoneを用います。
 anybodyはanyとbodyが一緒になった複合語で、anyoneはanyとoneが一緒になった複合語です。
 それぞれsomeとanyが一緒になっている複合語であることから、用法についてもsomeとanyに準じることになります。
 そこで肯定文と否定文・疑問文での用い方も同様になります。

 また「誰か」や「ある人」の意味ではなく、「物」に対してはsomethingまたはanythingを使います。
 somethingはsomeとthingが一緒になった複合語で、anythingはanyとthingが一緒になった複合語です。これらもsomeとanyの用法に準じています。
 そこでsomethingは肯定文で用いられ、anythingは否定文と疑問文で用いられます。

 そしてこれらは全て、単数として扱います。

 someの複合語anyの複合語
somebodyanybody
someoneanyone
事物somethinganything


 a. There is somebody waiting for you.
  (誰かがあなたを待っていますよ。)
 b. There is something on the shelf.
  (棚の上に何かがありますよ。)
 c. I will play something on the violin.
  (ヴァイオリンで何か弾きましょう。)
 d. Is there anybody in the room?
  (部屋に誰かいますか。)

 単数として扱かわれるので、上の例でbe動詞にはisが用いられています。
 次は否定文の例です。

 e. I haven't seen anybody.
  (私は誰にも会いませんでした。)
 f. I don't know anything about it.
  (私はそのことについて何も知りません。)

 上のeとfの例文の意味のようにanybodyとanythingを否定文で用いると、「誰もいない」や「何もない」というように、全体を否定する意味になります。
 これはanyにある用法と同じです。

 anybodyまたはanyone、そしてanythingは、否定文と疑問文で用いるのが普通ですが、もしも肯定文で用いることになると、anybodyとanyoneは「誰でも」という意味なります。そしてanythingは「何でも」という意味になります。
 これらもanyにある用法と同様です。

 g. Anybody can do it.
  (誰でもそれをすることができます。)
 h. You may take anything.
  (何でも持っていっていいですよ。)
 h. I will do anything.
  (何でもしましょう。)


※anythingの後ろにbutが続くanything butは、「決して~でない」や「~の他は何でも」という意味で使うことができます。
 次は意味として「決して~でない」の例です。

 a. She is anything but polite.
  (彼女は決して礼儀正しくはありません。)
 b. He is anything but a gentleman.
  (彼は決して紳士とはいえません。)

 次は意味として「~の他は何でも」の例です。

 c. We eat anything but beef.
  (私達は肉以外なら何でも食べます。)
 d. I can do anything but it.
  (それ以外は何でもできます。)








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