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 時制の一致

 動詞(主節の動詞)にもう一方の動詞(従属節の動詞)の形を合わせることを、「時制の一致」といいます。
 たとえば I know she is beautiful.「私は彼女が綺麗だということを知っています。」は、I know が表している通り現在の時点のことです。
 これを過去の時点のことと考えた場合は、「私は知っていました。」という意味にしなければなりません。そうすると「I know」を「I knew」にします。

 そして、英語では主節の動詞(know)を過去形にした場合は、従属節の動詞(is)もそれに合わせて過去形にします。次のようになります。

 I knew she was beautiful.
 (私は彼女が綺麗だということを知っていました。)


 ところで、従属節の動詞がもともと過去形だったらどうなるでしょうか。たとえば次の例を見てください。

 I know she was a novelist.(私は彼女が小説家だったことを知っています。)

 動詞「know」(主節の動詞)は現在形ですが、従属節の動詞は「was」というように、すでに過去形になっています。
 ここに時制の一致をする場合は、過去形の動詞を過去完了形にします。

 I knew she had been a novelist.
 (私は彼女が小説家だったことを知っていました。)


 また、従属節に助動詞がある場合は、助動詞を過去形にします。
 たとえば I think she will come back.「私は彼女が戻ってくるだろうと思います。」は、次のようになります。

 I thought she would come back.(私は彼女が戻ってくるだろうと思った。)


過去完了形とは「had+過去分詞」のことをいいます。
 「was」の場合、「was」の原形である「be」の過去分詞は「been」ですので、「had been」になります。

 過去完了形は過去形よりも一段古い時点のことを指します。
 もしも従属節の動詞がもともと過去完了形の場合は、それ以上の古い時点を指す形式が英語にはありませんので、そのままになり変化をしません。


従属節が現在完了形(have+過去分詞)の場合も、過去完了形にします。








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