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 make の使役 使役動詞

 「make」も使役を表すために使うことができます。
 型は「let」と同じように考えることができます。
 <make+目的語+原形不定詞(動詞の原形)>

 She made her sister clean the room.
 (彼女は妹に部屋の掃除をさせました。)
 What made you think so?(何があなたにそう思わせたのですか。)


 ところで、目的語の後に置かれる動詞(原形不定詞)の代わりに、「形容詞」を続けると「ある状態にさせる」という意味になります。

 The news made me happy.
 (そのニュースは私を楽しくさせました。)
 Rumors about her rudeness made her angry.
 (彼女の失礼さについてのうわさが彼女を怒らせました。)


 また、受動態にする場合は「to」を加えて使います。たとえば次の例を見てください。

 She made her sister clean the room.
 (彼女は妹に部屋の掃除をさせました。)

 上の例を受動態にすると、次のようになります。

 Her sister was made to clean the room by her.
 (彼女の妹は彼女によって部屋の掃除をさせられました。)


「let」には「本人の希望に応じて」や、「許して」という意味があります。
 しかし、「make」には「本人の意思には関係なく」や、「強制的に」という意味があります。
 したがって「~をすることを許す」というように、強制の意味がないことを含む場合は「let」を使うことになります。


目的語の後に「過去分詞」を続ける場合もありますが、特別で限られます。

 I made myself understood in English.
 (自分の考えを英語で通じさせた。)


「let」は、「make」と異なり受動態にすることができません。
 もしもこの「let」を受動態にしたい場合は、「be allowed」や「be permitted」を代わりに使います。

 She was not allowed to drive.
 (彼女は運転をすることを許されなかった。)








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