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「have」を、使役を表すために使うことができます。
「have」の後には目的語が続きます。その目的語の後には、動詞の原形(原形不定詞)を置きます。
<have+目的語+原形不定詞(動詞の原形)>
I had my brother paint the wall.
(私は弟に壁のペンキを塗らせました。)
We had him report.(私達は彼に報告をさせました。)
ところで、目的語の後に「過去分詞」を続けて使うこともできます。
これは、サービスなどを受けるために「(頼んで)~をしてもらう」という受動的な意味を含みます。
I had the wall painted.(私は壁を塗ってもらった。)
I had a suit made.(私はスーツを作ってもらいました。)
I had my hair cut.(私は髪を切ってもらいました。)
上の例は「(頼んで)~をしてもらう」という意味の他に、「~をさせる」というように「強制」の意味に解釈することもできます。
どちらの意味になるかは文脈で判断します。
さらに上と同じ「過去分詞」を使う型のままで、「~をされた」というように「被害」の意味を表すこともできます。
「使役」の意味なのか、それともこの「被害」の意味なのかについての判断は文脈によります。
I had my car stolen.(私は車を盗まれました。)
※「have」の使役にも、「make」と同様に強制の意味があります。
「make」よりは弱い強制ですが、普通は目上の人が目下の人に使います。
※「have」は意味的に「受動」を表すことができますが、文の型としての受動態はありません。
つまり「be動詞+ had」のような使い方はありません。
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