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 wish 仮定法

 「wish」は「~をしたい」や、「~を希望する」という意味です。
 この「wish」に仮定法過去を使って現在の時点の仮定や、現在の時点において可能性のない希望を表すことができます。

 I wish I were a bird.(私が鳥ならいいのに。)
 I wish it was true.(それが本当ならいいのに。)
 I wish I had a driver's license.
 (車の免許を持っていればよかった。)

 上の例は、現在の時点の実際には起きていない仮定を表しています。


 また、仮定法過去完了を「wish」に使うことができます。
 この場合、過去の時点の仮定や、過去の時点において実現できなかった希望を表すことになります。

 I wish I had bought the book.
 (その本を買っていたらよかったと思います。)
 She wishes she had married.
 (彼女は結婚しておけばよかったと思っています。)


 「wish」には「実現の可能性があまりない」という意味がありますが、可能性を希望するところから仮定法が使われます。


 ところで、仮定法では、時制の一致が起こりません。
 それは「仮定」を表すところから、一方の動詞の形(主節の動詞)ともう一方の動詞の形(従属節の動詞)の間は、時間的に何の関係もないからです。

 I wish you were here. → I wished you were here.


仮定法で使う「be動詞」の過去形は人称に関係なく「were」を使います。
 しかし、三人称単数には「was」を使うこともできます。
 したがって、上のように「I」には、「was」ではなく「were」を使いますが、「it」には「was」を使っています。


「wish」と同じような意味で「hope」があります。
 しかし、これには仮定法を使いません。
 それは「hope」が、「実現の可能性」があることを意味として含んでいるからです。
 そこで「hope」は仮定の意味ではなく、単なる希望や期待をあらわします。

 We hope you teach us English.
 (私達に英語を教えてほしいと思っています。)
 I hope to see you again.
 (もう一度あなたに会いたいと思っています。)








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