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 will の意志未来

 「will」は未来をあらわす助動詞ですが、意志未来もあらわします。

 意志未来とは主語の意図として「~をします」や「~をするつもりです」をあらわすことを言います。
 型は<主語+will+動詞の原形>で、「will」の後に動詞を続けますが、これは未来をあらわす文と同じです。
 「意志未来」という言葉から難しく思うかもしれませんが、あくまでもその人の意図をあらわすということです。次はその例です。

 I will give you my answer tomorrow.(明日返事をします。)
 I will call you later.(後で電話をします。)
 I will go to bed early tonight.(今夜は早くに寝ます。)

 このように、I will ~ では意志の意味がでてきます。


 ところで、この意志の「will」について進行形にした場合はどうなるでしょうか。
 実は、意志未来の進行形はその意志の意味を薄めることができます。
 これは相手の話について断るときに、丁寧にそれをすることができます。
 たとえば、次の文をみてください。

 Would you like to go out for a drink?(飲みに行きませんか。)
 I'll go out for dinner with her tonight.
 (今夜は彼女と夕食をしにでかけるから。)

 上の場合、相手の誘いに対してI'll ~ で答えると、自分の意志を直接的に伝えることになります。
 これに対して進行形を使うと、次のようになります。

 I'll be going out for dinner with her tonight.
 (今夜は彼女と夕食をしにでかけることになっているから。)

 上の場合は、I'll be going ~ というように意志未来が進行形になっているために、その意志の意味が薄れて「夕食に出かける」が「夕食に出かけることになっている」という意味になっています。
 これは、他の要因からそうしなければならないという意味を含むことになります。
 そして直接的な意味を与えずに、丁寧に断ることができるようになります。


意志未来の「will」も先のことをあらわすので、未来のことをあらわしていることに変わりはありません。
 特に上の3例のように、一人称が主語になっているときは、意志の意味が現れやすいです。

 また、See you later.「後でまた会いましょう。」はよく使われますが、文頭では「I will」が省略されています。








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