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He laughed.のような「主語+動詞」の文を「第1文型」といいます。
He laughed.(彼が笑った。)
He は「彼」という意味でこの文の主語にあたります。
次のlaughed は laugh(笑う)の過去形の動詞です。
He became famous.のような「主語+動詞+補語」は「第2文型」といいます。
動詞には文の意味を補う語を必要とするものがあります。
He became famous.(彼は有名になりました。)
becameはbecome(~になる)の過去形で自動詞です。
けれどもbecameだけでは何になるのかがわかりません。
そこでbecameの後にはfamousという形容詞を続けて文の意味を補っています。これは目的語とは異なります。
このように、形容詞などを続けて文の意味を補う語を補語といいます。
I study English.のような「主語+動詞+目的語」は「第3文型」といいます。
I study English.(私は英語を勉強します。)
Englishはstudyの目的語です。目的語とは動詞の意味を受ける語をいいます。
studyは「勉強する対象(この場合はEnglish)」を必要とする動詞です。
そして語順は「主語+動詞+目的語」になります。
I gave him the book.のような「主語+動詞+目的語+目的語」は「第4文型」といいます。
他動詞には目的語を2個続けるものがあります。
I gave him the book.(私は彼に本をあげた。)
この文のIは主語で、gaveはgiveの過去形の動詞です。その後ろにはhimとthe bookの2つの目的語が続いています。
この最初の目的語(この場合はhim)は間接目的語といい、次の目的語は直接目的語といいます。
間接目的語には「(誰)に」という意味で主に「人」がおかれます。
そして直接目的語には「(何か)を」という意味で主に「物」がおかれます。
このように動詞には、2種類の目的語を続けるものがあります。
また、この間接目的語と直接目的語の語順は逆にすることができます。その場合giveの間接目的語には「to」がつきます。
I gave the book to him.(私は本を彼にあげた。)
意味は少しだけ違っています。前の文は「何を与えたか」に重点をおいていて、後の文は「誰に与えたか」に重点をおいています。
I boiled the eggs soft.のような「主語+動詞+目的語+補語」は「第5文型」といいます。
上のような補語は他動詞の文で、目的語の後にも続けることができる場合があります。
I boiled the eggs soft.(私は卵を半熟にゆでた。)
boiledはboil(ゆでる)の過去形の動詞で、その後には目的語the eggsが続いています。
そして目的語の後にはsoftという形容詞が続いています。
これは卵をどのようにゆでたのかという意味を、補うためにおかれた補語です。
このように英語の文のつくりには基本的に5つの文型があります。
またこれらの5つの文型は、よく記号でもあらわされます。
S=主語(Subject)
V=動詞(Verb)
O=目的語(Object)
C=補語(Complement)
第1文型 S+V
第2文型 S+V+C
第3文型 S+V+O
第4文型 S+V+O+O
第5文型 S+V+O+C
自動詞と他動詞の観点から見た場合は、次のようになります。
自動詞-第1文型 S+V
第2文型 S+V+C
他動詞-第3文型 S+V+O
第4文型 S+V+O+O
第5文型 S+V+O+C
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