まず「no more than ~」ですが、これは「~にすぎない」や「~だけ」という意味で使うことができます。
これは「only」と同じ意味になります。
There were no more than twenty people in the conference.
(「わずか」20人しか会議に出席しませんでした。)
She did no more than smile at him.
(彼女は彼に微笑んだだけだった。)
I have no more than five dollars.
(私は5ドルしか持っていません。)
そして「A is no more B than C is D.」のかたちにすると、「AがBでないのは、CがDでないのと同じです。」という意味になります。
これは「AがBでない」ことを伝えるために「CがDでない」ことを例に出して説明するときに使われます。
A whale is no more a fish than a horse is.
(くじらが魚でないのは、馬が魚でないのと同じことです。)
I can no more play the piano than she can play the violin.
(私がピアノを弾けないのは、彼女がヴァイオリンを弾けないのと同じです。)
※数詞に使うと「少なさ」を強調します。
※「more」のかわりに「less」を使うと、反対の意味で「CがDであるのと同じでAはBです。」になります。
She is no less pretty than her sister.
(彼女は妹と同様にかわいらしい。)