英文法の解説
英文法を品詞ごとなど
詳細に解説
not more thanとno more thanについて
not more thanの形は、more thanの前にnotを置いた形です。
そのためmore thanを用いた文について、その文を否定した意味の用法となります。
more thanについては、 more than+数詞とless than+数詞の意味と範囲とmore than+数詞以外とless than+数詞以外の意味の中で解説をしています。
類似する形式でno more thanがありますが、これはmore thanの前にnoを置いた形です。
同様に否定した意味の用法となりますが、notのように単に否定するのではなく、話し手の主観的な意味(数量の強調)も含まれる場合があります。
このno more thanについては、no more thanとno less thanについての中で解説をしています。
ここではnot more thanについて解説をします。
not more thanは、notをmore thanの前に置いて、more thanを含めた文全体を否定した形になります。
そして「せいぜい~」という意味になります。
次はnot more thanの例です。
a. At the auction, I'm willing to bid not more than 100,000 dollars.
(そのオークションでは、10万ドル以上で入札するつもりはありません。)
b. Each presentation must be not more than 20 minutes long.
(おのおのプレゼンテーションは20分以内でなければなりません。)
c. We meet not more than once a week to review our progress.
(私たちは進捗状況を確認するために週に1回までしか会いません。)
上の例はnot more than+数詞の形です。
この意味は「その数字以上ではない」ということから、「せいぜいその数詞」や「その数詞を超えない」、「最大でもその数詞」という意味になります。
more thanを否定する形のためmore than 10では「10を超えて」という意味で10は含まれませんが、not more thanでは「10以下」という意味で10が含まれます。
aは「10万ドル以上で入札はない」という意味です。
そこで「せいぜい10万ドルまで」や、「多くても10万ドルまで」という意味になります。
bは「20分以内で」という意味になります。これも「ぜいぜい20分」や、「多くても20分」の意味です。
cは「週に1回まで」という意味です。「ぜいぜい週に1回」または、「多くて週に1回」という意味です。
これらの3例について、比較としてnotの代わりにnoを用いたno more thanの場合は、次のようになります。
d. At the auction, I'm willing to bid no more than 100,000 dollars.
(そのオークションでは、10万ドルまでなら入札するつもりです。)
e. Each presentation must be no more than 20 minutes long.
(おのおのプレゼンテーションは20分以内でなければなりません。)
f. We meet no more than once a week to review our progress.
(私たちは進捗状況を確認するために週に1回までしか会いません。)
dについて、aでは not more than 100,000 dollarsを文に用いて「10万ドル以上で(入札するつもりはない)」や「せいぜい10万ドルまで」という意味でしたが、dはno more than 100,000 dollarsで「10万ドルまでなら(入札するつもりです)」となります。
no more thanはその数詞について「数量の少なさ」を強調します。強調というところから話し手の主観的な意味も含まれる場合があります。
したがって、dでは「(わずかだが)10万ドルを超えて入札をするつもりはない」や、「それは10万ドルほどの価値しかない」という話し手の気持ちも含まれます。
dとaでは、日本語訳としてはあまり大差がないように見えますが、aのnot more thanの場合では、その文を単に否定をした形になります。
これは硬い表現でもあり、それは単なる否定文から客観的な意味が含まれる場合もあります。
eについては、 bはnot more than 20 minutes longを文に用いて「20分以内で」という意味でしたが、eのno more than 20 minutes longも「20分以内で」となります。
この場合日本語訳としては、bとeで同じですが、eのno more thanの例では、「20分しか」や「わずか20分」という少ない気持ちが含まれることがあります。
bのnot more thanの例では、文を否定をして「多くて20分」という事実を述べています。
fについてですが、cではnot more than once a weekを文に用いて「週に1回まで」という意味です。fもno more than once a weekは「週に1回まで」という意味です。
これらについても日本語訳としては同じですが、fのno more thanの例では、「1回しか」や「わずかに1回」、「たったの1回」というように、数量の少なさの意味が含まれます。
cのnot more thanの例では、文全体を否定して「せいぜい1回」ということをそのまま述べています。
ところで、これまではnot more than+数詞の例でしたが、not more than+数詞以外の語句の例もあります。意味が派生した例となります。
それは次の例です。
g. He was not more than a bystander in the crime.
(彼はその犯罪において傍観者以上の者ではなかった。)
h. This regulation is not more than a draft.
(この規程はドラフト以上のものではありません。)
i. The donation was not more than a publicity stunt.
(その寄付は宣伝目的のもの以上ではありませんでした。
gは「傍観者以上の者ではない」という意味になります。
それはmore thanの文を文否定して「せいぜい傍観者です」という事実を述べています。
hは「(その規程は)ドラフト以上のものではない」という意味です。これも「よくてドラフトです」という意味で事実を述べています。
iも「(その寄付は)宣伝目的のもの以上ではありません」という意味になります。
not more thanの例は、単に文を否定するところから文章的な硬い表現になる場合があります。
これらのnot more than+数詞以外の語句についても、比較としてno more than+数詞以外の語句に書き換えた場合は次のようになります。
j. He was no more than a bystander in the crime.
(彼はその犯罪において傍観者にすぎなかった。)
k. This regulation is no more than a draft.
(この規程はドラフトにすぎない。)
l. The donation was no more than a publicity stunt.
(その寄付は宣伝目的にすぎなかった。)
jについてですが、 gはnot more than a bystanderを文に用いて「傍観者以上の者ではなかった」という意味ですが、jの no more than a bystanderは「傍観者にすぎなかった」という意味になります。
no more than+数詞以外の語句の形でも、「~にすぎない」というような話し手の「少なさ」の気持ちが含まれることがあります。
kについても、hは not more than a draftを文に用いて「ドラフト以上のものではありません」というように、「せいぜいドラフト」という意味でしたが、kの no more than a draftは「ドラフトにすぎない」というように、程度が小さいことを強調することがあります。
lも同様ですが、iは not more than a publicity stuntを文に用いて文否定の形として、「宣伝目的のもの以上ではありません」という事実を述べますが、lの no more than a publicity stuntは「宣伝目的にすぎなかった」というように、「すぎない」という話し手の気持ちが含まれる場合があります。
※more thanにnotとnoを用いたこれらの意味の違いは、基本的なことです。
最近の英語ではこれらのnotとnoについては、ほぼ同じように用いられることがあります。
そのためmore thanを用いた文について、その文を否定した意味の用法となります。
more thanについては、 more than+数詞とless than+数詞の意味と範囲とmore than+数詞以外とless than+数詞以外の意味の中で解説をしています。
類似する形式でno more thanがありますが、これはmore thanの前にnoを置いた形です。
同様に否定した意味の用法となりますが、notのように単に否定するのではなく、話し手の主観的な意味(数量の強調)も含まれる場合があります。
このno more thanについては、no more thanとno less thanについての中で解説をしています。
ここではnot more thanについて解説をします。
not more thanは、notをmore thanの前に置いて、more thanを含めた文全体を否定した形になります。
そして「せいぜい~」という意味になります。
次はnot more thanの例です。
a. At the auction, I'm willing to bid not more than 100,000 dollars.
(そのオークションでは、10万ドル以上で入札するつもりはありません。)
b. Each presentation must be not more than 20 minutes long.
(おのおのプレゼンテーションは20分以内でなければなりません。)
c. We meet not more than once a week to review our progress.
(私たちは進捗状況を確認するために週に1回までしか会いません。)
上の例はnot more than+数詞の形です。
この意味は「その数字以上ではない」ということから、「せいぜいその数詞」や「その数詞を超えない」、「最大でもその数詞」という意味になります。
more thanを否定する形のためmore than 10では「10を超えて」という意味で10は含まれませんが、not more thanでは「10以下」という意味で10が含まれます。
aは「10万ドル以上で入札はない」という意味です。
そこで「せいぜい10万ドルまで」や、「多くても10万ドルまで」という意味になります。
bは「20分以内で」という意味になります。これも「ぜいぜい20分」や、「多くても20分」の意味です。
cは「週に1回まで」という意味です。「ぜいぜい週に1回」または、「多くて週に1回」という意味です。
これらの3例について、比較としてnotの代わりにnoを用いたno more thanの場合は、次のようになります。
d. At the auction, I'm willing to bid no more than 100,000 dollars.
(そのオークションでは、10万ドルまでなら入札するつもりです。)
e. Each presentation must be no more than 20 minutes long.
(おのおのプレゼンテーションは20分以内でなければなりません。)
f. We meet no more than once a week to review our progress.
(私たちは進捗状況を確認するために週に1回までしか会いません。)
dについて、aでは not more than 100,000 dollarsを文に用いて「10万ドル以上で(入札するつもりはない)」や「せいぜい10万ドルまで」という意味でしたが、dはno more than 100,000 dollarsで「10万ドルまでなら(入札するつもりです)」となります。
no more thanはその数詞について「数量の少なさ」を強調します。強調というところから話し手の主観的な意味も含まれる場合があります。
したがって、dでは「(わずかだが)10万ドルを超えて入札をするつもりはない」や、「それは10万ドルほどの価値しかない」という話し手の気持ちも含まれます。
dとaでは、日本語訳としてはあまり大差がないように見えますが、aのnot more thanの場合では、その文を単に否定をした形になります。
これは硬い表現でもあり、それは単なる否定文から客観的な意味が含まれる場合もあります。
eについては、 bはnot more than 20 minutes longを文に用いて「20分以内で」という意味でしたが、eのno more than 20 minutes longも「20分以内で」となります。
この場合日本語訳としては、bとeで同じですが、eのno more thanの例では、「20分しか」や「わずか20分」という少ない気持ちが含まれることがあります。
bのnot more thanの例では、文を否定をして「多くて20分」という事実を述べています。
fについてですが、cではnot more than once a weekを文に用いて「週に1回まで」という意味です。fもno more than once a weekは「週に1回まで」という意味です。
これらについても日本語訳としては同じですが、fのno more thanの例では、「1回しか」や「わずかに1回」、「たったの1回」というように、数量の少なさの意味が含まれます。
cのnot more thanの例では、文全体を否定して「せいぜい1回」ということをそのまま述べています。
ところで、これまではnot more than+数詞の例でしたが、not more than+数詞以外の語句の例もあります。意味が派生した例となります。
それは次の例です。
g. He was not more than a bystander in the crime.
(彼はその犯罪において傍観者以上の者ではなかった。)
h. This regulation is not more than a draft.
(この規程はドラフト以上のものではありません。)
i. The donation was not more than a publicity stunt.
(その寄付は宣伝目的のもの以上ではありませんでした。
gは「傍観者以上の者ではない」という意味になります。
それはmore thanの文を文否定して「せいぜい傍観者です」という事実を述べています。
hは「(その規程は)ドラフト以上のものではない」という意味です。これも「よくてドラフトです」という意味で事実を述べています。
iも「(その寄付は)宣伝目的のもの以上ではありません」という意味になります。
not more thanの例は、単に文を否定するところから文章的な硬い表現になる場合があります。
これらのnot more than+数詞以外の語句についても、比較としてno more than+数詞以外の語句に書き換えた場合は次のようになります。
j. He was no more than a bystander in the crime.
(彼はその犯罪において傍観者にすぎなかった。)
k. This regulation is no more than a draft.
(この規程はドラフトにすぎない。)
l. The donation was no more than a publicity stunt.
(その寄付は宣伝目的にすぎなかった。)
jについてですが、 gはnot more than a bystanderを文に用いて「傍観者以上の者ではなかった」という意味ですが、jの no more than a bystanderは「傍観者にすぎなかった」という意味になります。
no more than+数詞以外の語句の形でも、「~にすぎない」というような話し手の「少なさ」の気持ちが含まれることがあります。
kについても、hは not more than a draftを文に用いて「ドラフト以上のものではありません」というように、「せいぜいドラフト」という意味でしたが、kの no more than a draftは「ドラフトにすぎない」というように、程度が小さいことを強調することがあります。
lも同様ですが、iは not more than a publicity stuntを文に用いて文否定の形として、「宣伝目的のもの以上ではありません」という事実を述べますが、lの no more than a publicity stuntは「宣伝目的にすぎなかった」というように、「すぎない」という話し手の気持ちが含まれる場合があります。
※more thanにnotとnoを用いたこれらの意味の違いは、基本的なことです。
最近の英語ではこれらのnotとnoについては、ほぼ同じように用いられることがあります。