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 It is 形容詞 of 人 to…

 これはIt is+形容詞+of+人+to~の形式の文になりますが、その意味は「~をするとはその人は~です」となります。つまりその人の「性質や評価」をあらわします。
 it is+形容詞の「形容詞」には、人の性質や評価をあらわす形容詞をおきます。
 その後ろに続くof+人にはその対象となる「人」を置きます。人の性質や評価を表す形容詞を用いる文ですので、ここに置くのは人や人以外の生物ということになります。
 to~はto不定詞のことです。to不定詞はtoの後ろに動詞の原形を続けていきます。
 そして文の形式のとおりに意味を説明すると、「to不定詞をするとは、of+人は、it is形容詞です」ということになります。

 これとは似ている文の形式でIt is+形容詞+for+人+to~があります。
 この形式のforが、ofに変わったのが今回の形式ということになります。
 it is+形容詞+for+人+to不定詞は、「to不定詞をするとは、for+人にとって、it is+形容詞です」という意味です。

 このfor+人が「人にとって~です」という意味をあらわすのにたいして、今回の形式のof+人は「人は~です」というように、その人の「性質や評価」を表すことになります。
 たとえば次の例を見てください。

 a. It is kind of you to help me.
  (私を手伝ってくれるとはあなたは親切な人です。)

 このときaのof youは「あなたは」という意味になります。
 それからto不定詞以下はto help meで「私を手伝ってくれて」という意味になります。
 そしてIt is kindで「親切です」という意味になります。
 このようにして「あなたは~だ」という意味を表します。

 b. It was careless of you to leave a pen in your house.
  (家にペンを忘れてくるとはあなたは不注意だったね。)
 c. It was good of you to visit me.
  (私を訪ねてくれてありがとう。)

 上のbもit was carelessのcarelessは「不注意」という意味の形容詞ですが、to leave a pen in your house「家にペンを忘れる」ことをとおしてof you「あなた」に主観的な評価をしている意味の形容詞になります。
 cも同様に、it was goodは「良いこと」という意味になりますが、それはto visit me「私を訪ねること」をとおして、of you「あなた」へのその行為による評価をしています。

 次は人の性質や評価を表すときに使われる形容詞の一例です。

 brave(勇敢な)
 clever(かしこい)
 foolish(愚かな)
 honest(正直な)
 polite(礼儀正しい)
 wise(利口な)


※上の一例のようにbraveやcleverなどは人の性質や評価を表す形容詞ですから、人を主語として用いることもできます。
 これは形容詞の叙述用法になります。
 人を主語に置いてから動詞を置き、そして形容詞を置きます。

 d. You are brave.
  (あなたは勇敢です。)
 e. You are clever.
  (あなたはかしこいです。)

 このときの形容詞は動詞の後ろで間接的に名詞を修飾していますが、このことについては人を主語にする感情表現の形容詞も参考にしてください。









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