英文法の解説
英文法を品詞ごとなど
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everyとeachの用法と意味の違いについて
everyとeachは形容詞として単数名詞に用います。意味としては、どちらも「すべての」という意味を含みますが、それぞれの視点が異なります。
everyは全体を視点に入れて、「あらゆる」や「すべての」という意味を持ちます。
その意味ではallに近い意味を持ちますが、ただeveryはそれに個々の視点を持ちます。
eachにも「すべての」という意味が含まれますが、「各々に」や「めいめいに」というように、everyよりの個々の視点を強めた意味になります。
ところでeveryとeachは形容詞として単数名詞に用いると説明しました。意味の上ではその名詞は複数のようにも思えるかもしれませんが、everyとeachの持つ「個々」の意味からしてその名詞を単数として扱います(複数名詞を用いると不自然になります)。
※allは「ひとまとまりの全て」を意味しますが、everyも同じ「全て」を意味します。
しかし、everyはその中の1つ1つも視点に入れます。
そのeveryの1つ1つの視点をさらに強めるのがeachです。eachは「個々」のイメージを強く持ちます。
またeveryは3つ以上の複数に用いますが、eachは2つ以上の複数に用います。
このことを比較すると、次のようになります。
a. She walked toward me. She held a bag in each hand.
(彼女は私のほうに向かって歩いてきた。彼女はそれぞれの手にバッグを持っていた。)
b. *She walked toward me. She held a bag in every hand.
aではin each handを使うことで、「それぞれの手に」という意味になります。手は2つしかありませんが、それらの1つ1つという意味が含まれます。
ところがbではeachの代わりにeveryを用いていますが、この文は不自然な文となります。2つ以上にはeach、3つ以上にはeveryを用いることからも不自然な文です。
意味からしてもあえての日本語訳にした場合では、in every handで「すべての手」となりますので、2つしかない手を考えると不自然になります。
次もeveryとeachを比較した例になります。
c. Every door is closed.
(すべてのドアが閉まっています。)
d. Each door is closed.
(どのドアも閉まっています。)
cのevery doorは各ドアを視点に置きますが、それらをひとまとめに考えた視点です。
dのeach doorも各ドアを視点に置きますが、、それらを個々に考えた視点です。
これらのcとdについて、それぞれに文例を追加して説明すると次のようになります。
e. Since it's after hours, every door is closed.
(時間外なので、すべてのドアが閉まっています。)
f. I checked all the rooms. Each door is closed.
(私はすべての部屋を確認しました。どのドアも閉まっています。)
cにsince it's after hoursの「時間外なので」を加えたのがeです。
営業時間外のところから、館内すべてのドアが閉まっているというように、施設内のドアをひとまとめにした視点です。
dにI checked all the rooms.を加えたのがfになります。館内のドアを確認したところから、どのドアも閉まっているというように、ひとつひとつのドアを視点に置いています。
everyとeachについて、その意味の違いについて文例をみながら説明してきましたが、everyはallと意味が似ているところがあることから、everyとeachにallの例も加えて意味を比較してみます。これは次の例になります。
g. Each student passed the exam.
(どの学生もその試験に合格しました。)
h. Every student passed the exam.
(学生全員がその試験に合格しました。)
i. All students passed the exam.
(学生全員がその試験に合格しました。)
上の最初のgはeachを用いた例です。each studentで「どの学生も」という意味で、個々の学生を意識しています。
2番目のhはeveryを用いてevery studentとして、「学生全員が」という意味になります。意味上はeachと同じ学生全員を指しますが、eachは個々を強調し、everyは全体を見ながら個々も視点に持ちます。ここでのeveryは学生ひとりひとりを見ている感じとなりますが、ひとりも例外なくその試験に合格したというように、全体の中の個々を視点とします。
さてiですが、allを用いた例となります。all studentsで「学生全員が」という意味です。eachとeveryも同じ意味を持ちます。しかしながらallは「学生という集団」というように、その全体を視点においているだけです。
これらに文例を追加してみると、次のように説明することができます。
l. Each student passed the exam, and the teacher congratulated them one by one.
(どの学生もその試験に合格したので、その教師はひとりずつ彼らを祝福しました。)
k. Every student passed the exam, so there wasn't a single failure this year.
(学生全員がその試験に合格したので、今年はひとりの不合格者もいませんでした。)
j. All students passed the exam, so the teacher was very proud of the class.
(学生全員がその試験に合格したので、その教師はそのクラスをとてもほこりに思いました。)
上の最初のlは、gのeachの意味からand the teacher congratulated them one by oneを追加した例になります。これは「その教師はひとりずつ彼らを祝福しました」というように、ひとりひとりの学生を祝福したという強い個々の視点を持つ例です。
2番目のkは、hで使われているeveryの意味から、so there wasn't a single failure this yearを加えた例です。a single failureで「ひとりの落第者も」という意味ですが、there wasn't a single failureで「ひとりの落第もいませんでした」という意味になります。
everyは学生全体を視点に置きますが、「落第者ゼロ」というある程度の個々の視点(包括させた個々の視点)を持ちます。
jは、iのallの意味からso the teacher was very proud of the classを追加した例になります。
学生全体を単に視点に置いているところから、そのクラス全体について伝えるだけとなります。
次も同様です。
m. He presented a diploma to each student.
(彼は学生めいめいに卒業証書を渡した。)
n. He presented a diploma to every student.
(彼は学生全員に卒業証書を渡した。)
o. He presented diplomas to all the students.
(彼は学生全員に卒後証書を渡した。)
この3つを比較した例を図解にすると、次のようになります。
上図の中央のeveryは全体を視点に置いてさらに個々も視点におきます。このeveryは個々の視点を包括的に持ちながら、学生に卒業証書を手渡すイメージです。
eachはその「個々」を強めて、個々の学生の顔を見ながら手渡すイメージです。
allは単に学生をひとまとまりで見ているイメージです。
everyは全体を視点に入れて、「あらゆる」や「すべての」という意味を持ちます。
その意味ではallに近い意味を持ちますが、ただeveryはそれに個々の視点を持ちます。
eachにも「すべての」という意味が含まれますが、「各々に」や「めいめいに」というように、everyよりの個々の視点を強めた意味になります。
ところでeveryとeachは形容詞として単数名詞に用いると説明しました。意味の上ではその名詞は複数のようにも思えるかもしれませんが、everyとeachの持つ「個々」の意味からしてその名詞を単数として扱います(複数名詞を用いると不自然になります)。
※allは「ひとまとまりの全て」を意味しますが、everyも同じ「全て」を意味します。
しかし、everyはその中の1つ1つも視点に入れます。
そのeveryの1つ1つの視点をさらに強めるのがeachです。eachは「個々」のイメージを強く持ちます。
またeveryは3つ以上の複数に用いますが、eachは2つ以上の複数に用います。
このことを比較すると、次のようになります。
a. She walked toward me. She held a bag in each hand.
(彼女は私のほうに向かって歩いてきた。彼女はそれぞれの手にバッグを持っていた。)
b. *She walked toward me. She held a bag in every hand.
aではin each handを使うことで、「それぞれの手に」という意味になります。手は2つしかありませんが、それらの1つ1つという意味が含まれます。
ところがbではeachの代わりにeveryを用いていますが、この文は不自然な文となります。2つ以上にはeach、3つ以上にはeveryを用いることからも不自然な文です。
意味からしてもあえての日本語訳にした場合では、in every handで「すべての手」となりますので、2つしかない手を考えると不自然になります。
次もeveryとeachを比較した例になります。
c. Every door is closed.
(すべてのドアが閉まっています。)
d. Each door is closed.
(どのドアも閉まっています。)
cのevery doorは各ドアを視点に置きますが、それらをひとまとめに考えた視点です。
dのeach doorも各ドアを視点に置きますが、、それらを個々に考えた視点です。
これらのcとdについて、それぞれに文例を追加して説明すると次のようになります。
e. Since it's after hours, every door is closed.
(時間外なので、すべてのドアが閉まっています。)
f. I checked all the rooms. Each door is closed.
(私はすべての部屋を確認しました。どのドアも閉まっています。)
cにsince it's after hoursの「時間外なので」を加えたのがeです。
営業時間外のところから、館内すべてのドアが閉まっているというように、施設内のドアをひとまとめにした視点です。
dにI checked all the rooms.を加えたのがfになります。館内のドアを確認したところから、どのドアも閉まっているというように、ひとつひとつのドアを視点に置いています。
everyとeachについて、その意味の違いについて文例をみながら説明してきましたが、everyはallと意味が似ているところがあることから、everyとeachにallの例も加えて意味を比較してみます。これは次の例になります。
g. Each student passed the exam.
(どの学生もその試験に合格しました。)
h. Every student passed the exam.
(学生全員がその試験に合格しました。)
i. All students passed the exam.
(学生全員がその試験に合格しました。)
上の最初のgはeachを用いた例です。each studentで「どの学生も」という意味で、個々の学生を意識しています。
2番目のhはeveryを用いてevery studentとして、「学生全員が」という意味になります。意味上はeachと同じ学生全員を指しますが、eachは個々を強調し、everyは全体を見ながら個々も視点に持ちます。ここでのeveryは学生ひとりひとりを見ている感じとなりますが、ひとりも例外なくその試験に合格したというように、全体の中の個々を視点とします。
さてiですが、allを用いた例となります。all studentsで「学生全員が」という意味です。eachとeveryも同じ意味を持ちます。しかしながらallは「学生という集団」というように、その全体を視点においているだけです。
これらに文例を追加してみると、次のように説明することができます。
l. Each student passed the exam, and the teacher congratulated them one by one.
(どの学生もその試験に合格したので、その教師はひとりずつ彼らを祝福しました。)
k. Every student passed the exam, so there wasn't a single failure this year.
(学生全員がその試験に合格したので、今年はひとりの不合格者もいませんでした。)
j. All students passed the exam, so the teacher was very proud of the class.
(学生全員がその試験に合格したので、その教師はそのクラスをとてもほこりに思いました。)
上の最初のlは、gのeachの意味からand the teacher congratulated them one by oneを追加した例になります。これは「その教師はひとりずつ彼らを祝福しました」というように、ひとりひとりの学生を祝福したという強い個々の視点を持つ例です。
2番目のkは、hで使われているeveryの意味から、so there wasn't a single failure this yearを加えた例です。a single failureで「ひとりの落第者も」という意味ですが、there wasn't a single failureで「ひとりの落第もいませんでした」という意味になります。
everyは学生全体を視点に置きますが、「落第者ゼロ」というある程度の個々の視点(包括させた個々の視点)を持ちます。
jは、iのallの意味からso the teacher was very proud of the classを追加した例になります。
学生全体を単に視点に置いているところから、そのクラス全体について伝えるだけとなります。
次も同様です。
m. He presented a diploma to each student.
(彼は学生めいめいに卒業証書を渡した。)
n. He presented a diploma to every student.
(彼は学生全員に卒業証書を渡した。)
o. He presented diplomas to all the students.
(彼は学生全員に卒後証書を渡した。)
この3つを比較した例を図解にすると、次のようになります。
上図の中央のeveryは全体を視点に置いてさらに個々も視点におきます。このeveryは個々の視点を包括的に持ちながら、学生に卒業証書を手渡すイメージです。
eachはその「個々」を強めて、個々の学生の顔を見ながら手渡すイメージです。
allは単に学生をひとまとまりで見ているイメージです。