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「every」は「あらゆる」や「全ての」、「each」は「各々」や「めいめい」という意味です。
どちらも単数名詞の前において使います。
意味的に複数ですが、単数として扱います。(複数名詞は単数名詞に変えて使います。)
「all」は「ひとまとまりの全て」を意味しますが、「every」も同じ「全て」を意味します。
しかし、その中の1つ1つを念頭に入れます。
「every」は「each」の意味も持っていますが、「each」のほうがより個々に考えます。
①He presented a diploma to every student.
(学生全員に卒業証書を渡した。)
②He presented a diploma to each student.
(学生めいめいに卒業証書を渡した。)
①は全ての学生に卒業証書を渡したという意味で「all」に近いです。
(=He presented diplomas to all the students.)
それに対して、②も全ての学生に渡したという意味では同じですが、個々の学生の顔を見ながら渡したという意味が含まれます。
Not every man can be rich.(誰もが金持ちになれるわけではありません。)
She numbered each paper.(彼女は1枚1枚にページ番号をつけました。)
ところで、「every day」は「毎日」、「every week」は「毎週」という意味ですが、「every」に数詞を続けて「~ごとに」という意味で使うことができます。
このときの名詞は複数形になります。
every four days(4日ごとに)
every five hours(5時間ごとに)
※「all」、「every」、「each」の3つの意味は全体を指します。
ただし「every」と「each」は個々のものを考えに含みます。
また「every」には「あらゆる」という意味があるので、比較的数の多いものに使います。
それに対して数の少ないものには「each」を使います。
そこで、あるものが2つしかない場合は、「each」を使うことになります。
2つのものに多数の意味が強い「every」は、使うことができません。
※Every dog has his day. は、「誰にも得意の時代がある。」という意味のことわざです。
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