英文法の解説
英文法を品詞ごとなど
詳細に解説
enough(形容詞)について
enoughは形容詞のほかに、副詞と代名詞としても用いられます。
ここでは形容詞としての用法を中心に解説をします。
形容詞enoughは「十分な」や「必要なだけの」という意味です。加えてその意味については「量が多い」という意味ではなく、話し手等が感じる「程度」としての十分という意味です。
形容詞が名詞に用いられる場合は、普通は名詞の前に置かれますが、enoughについては名詞の前と後ろのどちらにも置くことができます。(形容詞のenoughは名詞の前後に置けますが、副詞のenoughは修飾する語句の後ろに置きます。)
しかしながら、enoughを名詞の後ろに置くことは多くはなく、名詞の前で用いるのが普通です。
そしてenoughが用いられる名詞ですが、可算名詞と不可算名詞のどちらにも用いることができます。可算名詞の場合は、その可算名詞を複数名詞にするのが普通です。
a. She has enough money.
(彼女は十分なお金を持っています。)
b. I have enough eggs.
(私は十分な卵を持っています。)
aとbでenoughはどちらも形容詞として名詞の前で用いられています。
そしてそれらの名詞については、moneyは不可算名詞であり、eggは可算名詞で複数名詞eggsになっています。
また、enoughは「十分な」や「必要なだけの」という意味があると説明しましたが、それは「量が多い」というような意味ではありません。enoughの意味は「程度」として十分ということです。
次も同様の例です。
c. We have enough water.
(十分な水があります。)
d. We have enough chairs.
(十分な椅子があります。)
cとdもenoughが形容詞として、名詞の前で用いられています。cのwaterは不可算名詞です。enough waterは「十分な水」という意味で、水の量の程度が十分であることを意味します。
またdのchairsは可算名詞ですが複数名詞にして用いています。enough chairsは「十分な椅子」という意味で、その数量的程度が十分であることを意味しています。
ところで、形容詞としてのenoughは名詞の前と後ろで用いることができると説明しましたが、普通は名詞の前で用います。
名詞の後ろで用いられるのは古い英語とされています。名詞の後ろにenoughが置かれているように見える場合は、その名詞が実は名詞ではなく形容詞です。
しかしながら、その中には形容詞的に用いられる名詞もあります。この場合は名詞でありながら、enoughがその後ろに置かれます。
e. She was fool enough to believe him.
(彼女は彼を信じるほどおろかだった。)
eでfoolは「おろか」という名詞ですが、ここでenoughは名詞foolの後ろに置かれています。これは古い英語の名残です。
foolは名詞ですが、古い英語では名詞と形容詞のどちらにも用いられていたことがあります。したがってenoughの位置もあいまいになっていました。enoughは名詞の前に置くのが普通ですが、foolの場合はその後ろにenoughを置くことになっています。
また、あえて名詞foolの前でenoughを用いても、foolはfoolsへと複数名詞になりますが、意味上foolの数に視点を置くことになるので不自然になります。
eのfoolは形容詞的名詞として用いられていますが、古い英語の名残です。
次は同様の例です。
f. He was man enough to face the truth.
(彼は真実に向き合うだけの勇気がありました。)
fではenoughがmanの後ろで用いられています。このmanは通常名詞として「男性」の意味を持ちます。しかしながら慣用表現として「男らしい」という意味を持つ場合があります。この場合のmanは形容詞として扱われますので、enoughはmanの後ろに置かれます。
fのmanについても、あえてenoughをmanの前で用いるとenough menとなります。複数名詞になるmenのように、manの数量に視点が置かれることから意味上不自然になります。
eとfについて、どちらも単純にfoolとmanを名詞として用いた例は次のようにすることができます。
g. She was a fool.
(彼女はおろか者だった。)
h. He was a man.
(彼は男だった。)
gのfoolは名詞として単に彼女がおろか者だったことを意味しています。
(a fool=愚か者、fool=愚かな)。
hのmanも名詞として一人の男性としての意味をあらわしています。
(a man=男性、man=男らしい)。
※eの例については古い英語の形になりますが、これについては次のようにすることができます。
i. She was foolish enough to believe him.
(彼女は彼を信じるほどおろかだった。)
このiのfoolishは「おろか」という意味の形容詞です。そこからこちらの方を用いることがより自然です。
fのmanについては慣用的に普通に用いられます。
これまではenoughの形容詞としての用法の解説でしたが、enoughには副詞としての用法と、代名詞としての用法があります。
それらについての参考としての例文は次のようになります。
副詞としてのenoughの例です。副詞のenoughが置かれる位置は、修飾する語句の後ろです。
j. He wanted to drive a car. But he was not old enough.
(彼は車を運転したかった。けれどもまだ運転できる年齢ではなかった。)
k. Does she become good enough at English?
(彼女は英語が十分上達しましたか。)
jのoldとkのgoodは形容詞として用いられ、そしてenoughは副詞としてそれらの後ろでそれぞれの形容詞を修飾しています。
次は代名詞としてのenoughの例です。
l.Would you like tea? No, thank you. I have had enough.
(紅茶はいかがですか。いいえ、ありがとう。私はもう十分いただきました。)
lのenoughは代名詞の用法で、teaを修飾した代名詞として用いられています。
ここでは形容詞としての用法を中心に解説をします。
形容詞enoughは「十分な」や「必要なだけの」という意味です。加えてその意味については「量が多い」という意味ではなく、話し手等が感じる「程度」としての十分という意味です。
形容詞が名詞に用いられる場合は、普通は名詞の前に置かれますが、enoughについては名詞の前と後ろのどちらにも置くことができます。(形容詞のenoughは名詞の前後に置けますが、副詞のenoughは修飾する語句の後ろに置きます。)
しかしながら、enoughを名詞の後ろに置くことは多くはなく、名詞の前で用いるのが普通です。
そしてenoughが用いられる名詞ですが、可算名詞と不可算名詞のどちらにも用いることができます。可算名詞の場合は、その可算名詞を複数名詞にするのが普通です。
a. She has enough money.
(彼女は十分なお金を持っています。)
b. I have enough eggs.
(私は十分な卵を持っています。)
aとbでenoughはどちらも形容詞として名詞の前で用いられています。
そしてそれらの名詞については、moneyは不可算名詞であり、eggは可算名詞で複数名詞eggsになっています。
また、enoughは「十分な」や「必要なだけの」という意味があると説明しましたが、それは「量が多い」というような意味ではありません。enoughの意味は「程度」として十分ということです。
次も同様の例です。
c. We have enough water.
(十分な水があります。)
d. We have enough chairs.
(十分な椅子があります。)
cとdもenoughが形容詞として、名詞の前で用いられています。cのwaterは不可算名詞です。enough waterは「十分な水」という意味で、水の量の程度が十分であることを意味します。
またdのchairsは可算名詞ですが複数名詞にして用いています。enough chairsは「十分な椅子」という意味で、その数量的程度が十分であることを意味しています。
ところで、形容詞としてのenoughは名詞の前と後ろで用いることができると説明しましたが、普通は名詞の前で用います。
名詞の後ろで用いられるのは古い英語とされています。名詞の後ろにenoughが置かれているように見える場合は、その名詞が実は名詞ではなく形容詞です。
しかしながら、その中には形容詞的に用いられる名詞もあります。この場合は名詞でありながら、enoughがその後ろに置かれます。
e. She was fool enough to believe him.
(彼女は彼を信じるほどおろかだった。)
eでfoolは「おろか」という名詞ですが、ここでenoughは名詞foolの後ろに置かれています。これは古い英語の名残です。
foolは名詞ですが、古い英語では名詞と形容詞のどちらにも用いられていたことがあります。したがってenoughの位置もあいまいになっていました。enoughは名詞の前に置くのが普通ですが、foolの場合はその後ろにenoughを置くことになっています。
また、あえて名詞foolの前でenoughを用いても、foolはfoolsへと複数名詞になりますが、意味上foolの数に視点を置くことになるので不自然になります。
eのfoolは形容詞的名詞として用いられていますが、古い英語の名残です。
次は同様の例です。
f. He was man enough to face the truth.
(彼は真実に向き合うだけの勇気がありました。)
fではenoughがmanの後ろで用いられています。このmanは通常名詞として「男性」の意味を持ちます。しかしながら慣用表現として「男らしい」という意味を持つ場合があります。この場合のmanは形容詞として扱われますので、enoughはmanの後ろに置かれます。
fのmanについても、あえてenoughをmanの前で用いるとenough menとなります。複数名詞になるmenのように、manの数量に視点が置かれることから意味上不自然になります。
eとfについて、どちらも単純にfoolとmanを名詞として用いた例は次のようにすることができます。
g. She was a fool.
(彼女はおろか者だった。)
h. He was a man.
(彼は男だった。)
gのfoolは名詞として単に彼女がおろか者だったことを意味しています。
(a fool=愚か者、fool=愚かな)。
hのmanも名詞として一人の男性としての意味をあらわしています。
(a man=男性、man=男らしい)。
※eの例については古い英語の形になりますが、これについては次のようにすることができます。
i. She was foolish enough to believe him.
(彼女は彼を信じるほどおろかだった。)
このiのfoolishは「おろか」という意味の形容詞です。そこからこちらの方を用いることがより自然です。
fのmanについては慣用的に普通に用いられます。
これまではenoughの形容詞としての用法の解説でしたが、enoughには副詞としての用法と、代名詞としての用法があります。
それらについての参考としての例文は次のようになります。
副詞としてのenoughの例です。副詞のenoughが置かれる位置は、修飾する語句の後ろです。
j. He wanted to drive a car. But he was not old enough.
(彼は車を運転したかった。けれどもまだ運転できる年齢ではなかった。)
k. Does she become good enough at English?
(彼女は英語が十分上達しましたか。)
jのoldとkのgoodは形容詞として用いられ、そしてenoughは副詞としてそれらの後ろでそれぞれの形容詞を修飾しています。
次は代名詞としてのenoughの例です。
l.Would you like tea? No, thank you. I have had enough.
(紅茶はいかがですか。いいえ、ありがとう。私はもう十分いただきました。)
lのenoughは代名詞の用法で、teaを修飾した代名詞として用いられています。