英文法の解説
英文法を品詞ごとなど
詳細に解説
enoughにfor+名詞やto不定詞を加える用法について
enoughの形容詞としての用法はenough(形容詞)についての中で解説をしていますが、そのenoughにto不定詞を加えると「~をするのに十分な」という意味の文にすることができます。
このto不定詞とは「to+動詞の原形」のことをいいます。これは「~をするために」という意味で用いることができます。
またfor+名詞を加えることで「~のために」のように、目的や理由を加えることもできます。
1.enough+to不定詞について
次はenoughにto不定詞を加えた例です。
a. We have enough time to finish the report.
(私たちはその報告書を終えるのに十分な時間があります。)
b. I don't have enough money to buy a car.
(私は車を買うための十分なお金を持っていません。)
c. They don't have enough sense to realize their mistakes.
(彼らには誤りを悟るだけの十分な理解力がない。)
aではenough timeで「十分な時間」という意味ですが、そこにto finish「終えるために」はto不定詞として説明の追加をしています。
bとcは否定文です。enoughは、not...enoughの語順で否定文を作ります。
bのenough moneyは「十分なお金」ですが、否定語でこれが十分ではないことをあらわし、to buy「買うための」はto不定詞として説明を加えています。
cも同様ですが、to realizeは不定詞として「悟るための」という意味として、cに説明を加えています。
2.enough+「for+名詞」について
次はto不定詞ではなく、enoughにfor+名詞を加えた例です。
d. Do you have enough money for the event.
(イベントのためのお金は足りていますか。)
e. There isn't enough space for a family of four.
(そこは4人の家族には十分なスペースがありません。)
f. The battery has enough power for one more hour.
(そのバッテリーはあと1時間もつだけの十分な電力があります。)
g. Do you have enough time for breakfast?
(朝食のための十分な時間がありますか。)
dではenough money「十分なお金」に、for+名詞のfor the eventは「そのイベントのための」という意味で説明を加えています。
eは否定文ですが、enough space「十分なスペース」の意味に、for+名詞であるfor a family of fourは「4人の家族のために」の意味で説明を加えています。
fも同様ですが、enough powerは「十分な電力」というようにenoughはpowerを修飾しています。それにfor one more hourは「あと1時間のための」という意味で説明を加えています。
gも同様の例になります。
3.副詞用法のenoughの例について
ここまでは形容詞としてのenoughについて、to不定詞またはfor+名詞を加えた例について説明をしていますが、enoughには形容詞用法のほかに、副詞用法と代名詞用法もあります。
ここまでは形容詞について解説をしていますが、enoughの副詞用法と代名詞用法における例については次のようになります。
まずはenoughの副詞用法における例です。
h. He is rich enough to buy it.
(彼はそれを買えるほどの金持ちだ。)
i. She is wise enough not to do such a thing.
(彼女にはそのようなことをしないだけの十分な分別があります。)
j. The room is warm enough for the dog.
(その部屋は犬にとって十分に温かいです。)
k. The coffee isn't hot enough for her.
(そのコーヒーは彼女にとって十分に熱くないです。)
l. A used PC is good enough for me.
(中古パソコンで私には十分です。)
m. Is it large enough for you?
(その大きさであなたには十分ですか。)
形容詞用法のenoughは、修飾する名詞の前後に置くことができますが、副詞用法におけるenoughは、修飾する語句の後ろに置きます。
hのrichは形容詞ですが、その後ろに副詞としてenoughが置かれています。
iもwiseは形容詞ですが、その後ろに副詞としてenoughが置かれます。
※形容詞と副詞の簡単な説明としては、名詞を修飾するのが形容詞です。
そして形容詞や副詞、動詞を修飾するのが副詞です。
形容詞については形容詞の基本の中で解説をしています。また副詞については副詞の基本の中で説明をしています。
hではrich enoughで「十分なお金持ち」を、to buyのto不定詞が「買うための」という意味で説明を加えています。
iではwise enoughで「十分な分別」という意味ですが、not to doのto不定詞が「しないための」という意味で説明を加えています。この場合to doでは「するための」となりますが、notを置いたnot to doはそれを否定する形になります。
jとk、l、mはto不定詞ではなくて、for+名詞を用いている例になります。
4.enough+「for+名詞」+to不定詞について
for+名詞で「~のために」という意味で、そしてto不定詞で「~をするために」という意味で用いることができますが、2つについて2つとも用いた例は次のようになります。形容詞用法と副詞用法と代名詞用法のいずれのenoughにも用いられますが、次は副詞用法の場合についての例です。
o. The bag is light enough for me to carry.
(そのバッグは私が運べるくらいに十分軽いです。)
p. The explanation was clear enough for the students to understand.
(その説明は学生らが理解できるのに十分明確でした。)
上のoでlightは形容詞ですが、それを修飾するために副詞としてenoughが用いられています。light enoughで「十分軽い」という意味ですが、これにfor+名詞のfor meで「私にとって」と、to不定詞のto carryで「運ぶために」が説明として加えられています。
pも同様の例となります。
5.代名詞用法のenoughの例について
enoughの形容詞用法から副詞用法の例を説明しましたが、代名詞用法の例についても解説します。その例は次のようになります。
q. I made sandwiches. There is enough for us.
(サンドイッチを作りました。私達が食べるのに十分ありますよ。)
上のqで用いられているenoughは代名詞です。isの後ろに置かれているenoughは、前の文のsandwichesに対応した代名詞で、十分なsandwichesという意味を持ちます。
※She was kind enough to show me the way to the station. は、enoughの意味である「~に十分な」を考えては日本語に訳しづらい文です。
あえて直接に日本語訳にすると「彼女は駅までの道を私に教えてくれて十分に親切でした。」となり、少し不自然さを感じる日本語訳になります。
これは「be+kind enough+to不定詞」の形になっていますが、このときのkind enoughは「親切にも」という意味になります。直接には「十分に親切」の日本語訳ですが、話し手が考えるkindに対するenoughの程度の意味から、「親切にも」と訳されます。
そして「彼女は親切にも駅までの道を私に教えてくれました。」という日本語訳になります。
このto不定詞とは「to+動詞の原形」のことをいいます。これは「~をするために」という意味で用いることができます。
またfor+名詞を加えることで「~のために」のように、目的や理由を加えることもできます。
1.enough+to不定詞について
次はenoughにto不定詞を加えた例です。
a. We have enough time to finish the report.
(私たちはその報告書を終えるのに十分な時間があります。)
b. I don't have enough money to buy a car.
(私は車を買うための十分なお金を持っていません。)
c. They don't have enough sense to realize their mistakes.
(彼らには誤りを悟るだけの十分な理解力がない。)
aではenough timeで「十分な時間」という意味ですが、そこにto finish「終えるために」はto不定詞として説明の追加をしています。
bとcは否定文です。enoughは、not...enoughの語順で否定文を作ります。
bのenough moneyは「十分なお金」ですが、否定語でこれが十分ではないことをあらわし、to buy「買うための」はto不定詞として説明を加えています。
cも同様ですが、to realizeは不定詞として「悟るための」という意味として、cに説明を加えています。
2.enough+「for+名詞」について
次はto不定詞ではなく、enoughにfor+名詞を加えた例です。
d. Do you have enough money for the event.
(イベントのためのお金は足りていますか。)
e. There isn't enough space for a family of four.
(そこは4人の家族には十分なスペースがありません。)
f. The battery has enough power for one more hour.
(そのバッテリーはあと1時間もつだけの十分な電力があります。)
g. Do you have enough time for breakfast?
(朝食のための十分な時間がありますか。)
dではenough money「十分なお金」に、for+名詞のfor the eventは「そのイベントのための」という意味で説明を加えています。
eは否定文ですが、enough space「十分なスペース」の意味に、for+名詞であるfor a family of fourは「4人の家族のために」の意味で説明を加えています。
fも同様ですが、enough powerは「十分な電力」というようにenoughはpowerを修飾しています。それにfor one more hourは「あと1時間のための」という意味で説明を加えています。
gも同様の例になります。
3.副詞用法のenoughの例について
ここまでは形容詞としてのenoughについて、to不定詞またはfor+名詞を加えた例について説明をしていますが、enoughには形容詞用法のほかに、副詞用法と代名詞用法もあります。
ここまでは形容詞について解説をしていますが、enoughの副詞用法と代名詞用法における例については次のようになります。
まずはenoughの副詞用法における例です。
h. He is rich enough to buy it.
(彼はそれを買えるほどの金持ちだ。)
i. She is wise enough not to do such a thing.
(彼女にはそのようなことをしないだけの十分な分別があります。)
j. The room is warm enough for the dog.
(その部屋は犬にとって十分に温かいです。)
k. The coffee isn't hot enough for her.
(そのコーヒーは彼女にとって十分に熱くないです。)
l. A used PC is good enough for me.
(中古パソコンで私には十分です。)
m. Is it large enough for you?
(その大きさであなたには十分ですか。)
形容詞用法のenoughは、修飾する名詞の前後に置くことができますが、副詞用法におけるenoughは、修飾する語句の後ろに置きます。
hのrichは形容詞ですが、その後ろに副詞としてenoughが置かれています。
iもwiseは形容詞ですが、その後ろに副詞としてenoughが置かれます。
※形容詞と副詞の簡単な説明としては、名詞を修飾するのが形容詞です。
そして形容詞や副詞、動詞を修飾するのが副詞です。
形容詞については形容詞の基本の中で解説をしています。また副詞については副詞の基本の中で説明をしています。
hではrich enoughで「十分なお金持ち」を、to buyのto不定詞が「買うための」という意味で説明を加えています。
iではwise enoughで「十分な分別」という意味ですが、not to doのto不定詞が「しないための」という意味で説明を加えています。この場合to doでは「するための」となりますが、notを置いたnot to doはそれを否定する形になります。
jとk、l、mはto不定詞ではなくて、for+名詞を用いている例になります。
4.enough+「for+名詞」+to不定詞について
for+名詞で「~のために」という意味で、そしてto不定詞で「~をするために」という意味で用いることができますが、2つについて2つとも用いた例は次のようになります。形容詞用法と副詞用法と代名詞用法のいずれのenoughにも用いられますが、次は副詞用法の場合についての例です。
o. The bag is light enough for me to carry.
(そのバッグは私が運べるくらいに十分軽いです。)
p. The explanation was clear enough for the students to understand.
(その説明は学生らが理解できるのに十分明確でした。)
上のoでlightは形容詞ですが、それを修飾するために副詞としてenoughが用いられています。light enoughで「十分軽い」という意味ですが、これにfor+名詞のfor meで「私にとって」と、to不定詞のto carryで「運ぶために」が説明として加えられています。
pも同様の例となります。
5.代名詞用法のenoughの例について
enoughの形容詞用法から副詞用法の例を説明しましたが、代名詞用法の例についても解説します。その例は次のようになります。
q. I made sandwiches. There is enough for us.
(サンドイッチを作りました。私達が食べるのに十分ありますよ。)
上のqで用いられているenoughは代名詞です。isの後ろに置かれているenoughは、前の文のsandwichesに対応した代名詞で、十分なsandwichesという意味を持ちます。
※She was kind enough to show me the way to the station. は、enoughの意味である「~に十分な」を考えては日本語に訳しづらい文です。
あえて直接に日本語訳にすると「彼女は駅までの道を私に教えてくれて十分に親切でした。」となり、少し不自然さを感じる日本語訳になります。
これは「be+kind enough+to不定詞」の形になっていますが、このときのkind enoughは「親切にも」という意味になります。直接には「十分に親切」の日本語訳ですが、話し手が考えるkindに対するenoughの程度の意味から、「親切にも」と訳されます。
そして「彼女は親切にも駅までの道を私に教えてくれました。」という日本語訳になります。