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「to不定詞」を加えると「~をするのに十分な」というように、「to不定詞」以下でその原因などを表すことができます。
次は形容詞、副詞、代名詞の3つに区別した例になります。
(「to不定詞」とは、「to+動詞の原形」のことです。)
1<名詞の前の「enough」>
I don't have enough money to buy a car.
(私は車を買うための十分なお金を持っていません。)
They don't have enough sense to realize their mistakes.
(彼らには誤りを悟るだけの十分な理解力がない。)
2<名詞以外(形容詞)の後ろの「enough」>
He is rich enough to buy it.(彼はそれを買えるほどの金持ちだ。)
She is wise enough not to do such a thing.
(彼女にはそのようなことをしないだけの十分な分別があります。)
3<単独の「enough」>
I made sandwiches. There is enough for us.
(サンドイッチを作りました。私達が食べるのに十分ありますよ。)
上のように「to不定詞」のかわりに「for+名詞」を使うこともできます。
そうすると、「~のために必要な」という意味になります。
Do you have enough time for breakfast?
(朝食のための十分な時間がありますか。)
A used PC is good enough for me.(中古パソコンで私には十分です。)
Is it large enough for you?(その大きさであなたには十分ですか。)
※「such」は「そのような」という意味です。
「some」、「any」、「all」や数詞を一緒に使うときは、それらを「such」の前におきます。
しかし普通の形容詞と違い、「a(an)」の冠詞だけは後に続けます。
冠詞でも「the」については使うことができません。
such a beautiful flower(そのような美しい花)
one such guest(そのような1人のゲスト)
such houses(そのような家々)
※She was kind enough to show me the way to the station. は、これまでの「enough」の意味から「~に十分な」とは訳しづらい文です。
実は、そのような意味では訳しません。
これは「主語+be動詞+kind enough+to不定詞」の文で、このときの「kind enough」は「親切にも」という意味になります。
そして「彼女は親切にも駅までの道を私に教えてくれました。」という意味になります。
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