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 副詞の位置1(基本の位置)

 ここでは副詞の置く位置について解説をしています。
 副詞を置く位置は比較的自由です。
 それは文の中の様々な位置に置くことができることや、1つの文の中にいくつもの副詞が入る場合があるからです。
 そこで副詞を置く位置としては、文頭、文中、文末に置かれることになります。
 文中で副詞を置く場合は、動詞の前に置くのか、動詞の後ろに置くのかの違いがでてきます。
 これは副詞の意味によって、置く位置が異なります。

1.文中における副詞の位置
 文中においての副詞の置き方の基本は、動詞の前、be動詞の後ろ、助動詞の後ろになります。
 次は文中における副詞の位置の例です。

(動詞の前)
 a. He kindly waited for me.
  (彼は親切にも私を待ってくれた。)
 b. She always arrives early.   (彼女はいつも早くに到着します。)
(助動詞の後ろ)
 c. She can fluently speak English.
  (彼女は流ちょうに英語を話せます。)
 d. She will probably come.
  (彼女はたぶん来るでしょう。)
(be動詞の後ろ)
 e. This door is always open.
  (このドアはいつも開いています。)
 f. The train was already there.
  (その列車はすでにそこにいました。)

 上の例で、aとbは副詞を動詞の前に置いた例です。
 副詞の置く位置の基本は、動詞の前になります。
 とくに頻度や程度の意味をあらわす副詞があてはまります。
 様態の意味をあらわす副詞の場合は、動詞の後ろに置かれます。
 それでも様態をあらわす副詞については、目的語が長い場合や動詞を強調するような場合には、動詞の前に置かれます。
 また話し手の評価をあらわす意味の場合も、動詞の前に置かれます。
 このように副詞の意味によって、その置く位置が変わります。

 cとdは副詞を助動詞の後ろに置いた例です。
 eとfは副詞をbe動詞の後ろに置いた例です。


※上のaの例については、次のように比較ができます。
 a. He kindly waited for me.
  (彼は親切にも私を待ってくれた。)
 n. He waited for me kindly.
  (彼は快く私を待ちました。)
 aは彼が親切にも待ってくれたという、話し手の評価をあらわしています。
 nでは彼が快く待ったという、彼の行動についてあらわされています。
 話し手の評価の意味としては、aのように副詞は動詞の前に置かれるのが普通です。
 動作をあらわす(様態)として意味としては、nのように副詞は動詞の後ろに置くのが普通です。
 とはいえ、文脈によりkindlyは両方の意味として用いられる場合があるから、上の例も参考例となります。


2.文頭における副詞の位置
 次の例は副詞を文頭に置いた例になります。

 g. Surprisingly, Japan and Korea agreed.
  (驚いたことに、日本と韓国が合意をしました。)
 h. Fortunately, the weather improved.
  (幸運にも、天気が回復しました。)

 上の2例は副詞を文頭に置いていますが、gではsurprisingly「驚いたことに」を文頭において、その後ろの文について話し手の評価をあらわしています。
 hでもfortunately「幸運にも」を文頭において、その後ろにつづく文全体を修飾しています。

3.文末における副詞の位置
 次は副詞を文末に置いた例になります。

 i. She speaks English fluently.
  (彼女は英語を流ちょうに話します。)
 j. They will come tomorrow.
  (彼らは明日来るでしょう。)
 k. She arrived there.
  (彼女はそこに到着しました。)

 上の3例は副詞を文末に置いた例ですが、iではfluently「流ちょうに」を文末に置いています。
 このfluentlyは、様態をあらわす副詞です。
 jのtomorrowは時間をあらわす副詞で、kのthereは場所をあらわす副詞ですが、時間と場所をあらわす副詞の置く位置は、基本的に文末になります。


※iで用いられている副詞のfluentlyは、cでも用いていますが、それとの比較は次のようになります。
 c. She can fluently speak English.
  (彼女は流ちょうに英語を話せます。)
 i. She speaks English fluently.
  (彼女は英語を流ちょうに話します。)
 上のcでは、fluentlyを助動詞と動詞の間に置いています。様態をあらわす副詞は動詞の後ろに置かれることが普通で、助動詞があっても助動詞+動詞の後ろに置かれます。
 そこで上のiでは、fluentlyを動詞の後ろ(目的語の後ろ)に置いています。
 cのfluentlyも様態をあらわしますが、動詞を強調するために動詞の前(助動詞と動詞の間)に置いています。  また、話し手の評価をあらわす意味の場合も、その副詞は動詞の前に置きます。


4.その他の副詞位置
 副詞の置く位置は比較的自由ですが、置く位置によって文の意味が変わる場合があります。
 たとえば、副詞をto不定詞に続く中に置いた場合は、その中にある動詞を修飾するのが普通です。
 それから、節(主語+動詞)が2つある場合、一方の節の中に置いたときは、その中にある動詞を修飾するのが普通です。
 to不定詞の場合を例にした場合の例です。

 l. I secretly decided to leave the party.
  (私はパーティーを去ることを密かに決めた。)
 m. I decided to leave the party secretly.
  (私はパーティーをこっそり去ることに決めました。)

 lの副詞secretly「密かに」は、動詞のdecided「決めた」を修飾しています。
 mの副詞secretlyは、動詞のleaveを修飾しています。

英語の副詞の位置について 英語の副詞の位置について


※副詞を置く位置は比較的自由ですが、動詞と目的語の間には置かないのが普通です。










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