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 hereとthereについて

 hereとthereはよく用いられる語句の1つですが、ここではそれぞれが場所をあらわす副詞として用いられる場合の解説になります。
 場所をあらわす副詞としては、hereは「ここに」、thereは「そこに」という意味です。
 これは意味上thereは、hereよりも「遠い」意味があります。
 そしてこれらの場所をあらわす副詞は、文末におくのが普通です。
 場所をあらわす副詞とその基本的な位置については、副詞の位置5(場所と時の副詞の位置)の中で解説をしています。
 次はhereとthereの例です。

 a. She lives here.
  (彼女はここに住んでいます。)
 b. She will be here.
  (彼女はここに来るでしょう。)
 c. John's house is here.
  (ジョンの家はここにあります。)
 d. She lives there.
  (彼女はそこに住んでいます。)
 e. She will be there.
  (彼女はそこへ行くでしょう。)

 上の例で、aとbとcはhereを用いた例です。
 それぞれ「ここに」という意味で文末に置かれています。
 dとeはthereを用いた例で、「そこに」という意味で文末に置かれています。

 それでも、場所をあらわす副詞としてのhereとthereですが、文頭に置かれる場合もあります。
 これは特に会話の中で文頭に置かれる場合があります。
 それは人や物、出来事がふいに目の前にあらわれる場合などで、驚きや感嘆の気持ちをあらわします。
 感嘆文的でもあります。
 次はその例になります。

 f. Here comes the bus !
  (さあ、バスが来たぞ!)
 g. Here lies the problem.
  (問題はここにあります。)
 h. There goes the bell !
  (あ、鐘が鳴るよ!)
 i. There goes my chance.
  (僕のチャンスが行ってしまった。)

 上の4例ですが、fとgでは、hereが文頭に置かれています。
 そしてhとiでは、thereが文頭に置かれています。
 感嘆文的でもありますが、この場合においてhereとthereの後ろでは、「動詞+主語」のように倒置の形になります。
 また、主語が代名詞の場合は「主語+動詞」のように当地の形にはなりません。

 j. Here it comes !
  (さあ、バスが来たぞ!)
 k. There she goes !
  (あそこを彼女が行っているよ!)

 上の2例では、主語が代名詞となっていることから、倒置の形にはなっていません。
 jのitは、文脈上で「バス」を代名詞として意味していますし、kでは代名詞sheが用いられています。


※ここでのthereは、場所をあらわす副詞としての例であって、there構文とは異なるものです。


※目的地に着いたときや、物を渡すときの決まり文句があります。
 目的地に着いたとき。
 l. Here we are.
  (さあ、着きましたよ。)
 物を渡すとき。
 m. Here you are.
  (さあ、どうぞ。)
 n. There you are.
  (さあ、どうぞ。)
 上のnについては「ほら、私の言うとおりだろう。」という意味になる場合もあります。











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