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「rather」には「やや」や「いくぶん」の他に、「かなり」というように広い意味がありますが、そこには「予想以上」という意味が含まれます。
そして、修飾する形容詞や副詞は、その意味から程度を表すものになります。
My hair is short.
(私の髪は短いです。)
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My hair is rather short.
(私の髪はやや短いです。)
上は「rather」を使うことによって、訳に変化がおきていることをあらわしています。
また、「rather」は肯定文で使うのが普通です。次は「rather」を使った例です。
I'm rather tired.(私はかなり疲れました。)
It is rather cold today.(今日はやや寒いです。)
※「rather」はその「必要以上」という意味から、「bad」や「tired」など好ましくない意味で使う場合の形容詞や副詞を修飾します。
それに対して好ましい意味の「well」や「nice」などには、「fairly」を使います。
「short」や「thin」などどちらの意味でもない形容詞や副詞に対しては、「fairly」を使うと好ましい気持ち、「rather」を使うと好ましくない気持ちを意味に含むことになります。
たとえば、次の2つの文を比較してください。
①The English test was rather easy.
②The English test was fairly easy.
①は「英語の試験が思ったよりも簡単だった」というように、「やさしすぎた」という意味です。
それに対して②は「英語の試験が簡単で良い点が期待できる。」という意味の違いがあります。
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