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Day 41 | ||
−不定代名詞− | ||
今回は不特定のものを表す代名詞についてです。otherやanotherの使い方についてふれていきます。 |
「other」(他の人) |
「other」は「他のもの」や「他の人」という意味です。これは漠然とした「他の〜」という意味ですが、特定されると「the」をつけて「the other」にします。この「特定される」とは、たとえば「2つあるうちの他の1つ」というように、2つのものから1つを選んだ場合の残りの1つを意味します。このとき話し手は、当然残りが1つであることを知っていることになります。 One is for her and the other is for him. (1つは彼女の、もう1つは彼のものです。) また、「other」の複数形は「others」になります。漠然とした「他のもの」や「他の人達」という意味ですが、これも特定されると「the others」になります。「残りの2つ以上のもの」を意味します。この場合も話し手は、残りのものについて知っていることになります。 Be kind to others.(他人に親切にするようにしなさい。) One is for her and the others are for him. (1つは彼女の、残りは彼のものです。)
それから、最初に選択をするのが1つではなくて、複数の場合は「some」を使います。そして特定される全ての残りについては、やはり「the others」を使います。 Some of the boys were late, but the others were in time for the match. (何人かの少年達は遅れたけれども、他の少年達は試合に間に合いました。)
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「another」(もう1人) |
「another」は「もう1つの」や、「もう1人」という意味です。漠然とした「もう1つの」という意味になります。そこで、同じ「1つの」という意味の the other の代わりに、この「another」を特定された残りの1つを指すために使うことができません。 「another」を使う場合は、他にいくつかのものが存在することを意味に含みます。 Show me another.(別のもう1つを見せてください。) I drank a cup of coffee and ordered another. (私は一杯のコーヒーを飲んでから、もう一杯注文しました。) To know is one thing; to teach is another. (知っていることと教えることは別問題である。)(ことわざ) 上のように、「another」は、何かを特定しているわけではありません。 漠然といくつかあるうちの、その1つという意味です。
また、「another」には、漠然とした意味があることから、たとえば多くのものがそこにあって、それを1つずつ数えるときにも使うことができます。数え方は、最初に「one」を使ってから「another」を使っていきます。 4つのあるものを数える場合、1つ目は「one」を使います。そして2つ目からは、「another」を使います。当然3つ目も「another」になります(3つ目ということで「the third」も使えます。)。そして4つ目は、最後に特定された残りの1つということで「the other」を使って数えます。
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