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Day 50 | ||
−条件の接続詞− | ||
今回はifによる条件を表す接続詞についてふれていきます。またwhetherについても見ていきます。 |
「if」(もしも、) |
「if」は「もしも〜なら」というように、「条件」を表すことができます。 たとえば If you run, you will get there in time. は「もしもあなたが走れば、間に合うだろう。」という意味です。この If you run が条件を表し、you will get there in time がそのために生じることを表します。 If you speak slowly, I can understand you. (もしもゆっくり話してくれたら、私はあなたの言うことが理解できます。) If you have any problems, I'll help you. (もしも何か問題があるのならば、手伝ってあげますよ。) If you don't have any money, I can lend you some. (もしもお金が全くないのなら、いくらか貸してあげられます。) If John calls, tell him I'll call back later. (もしもジョンが電話をしてきたら、彼にあとから電話をすると伝えてください。) If you are tired, we will go home. (もしも疲れているのならば、家に帰りましょう。) if節(if+主語+動詞)の中では、たとえ未来を表す意味でも、現在形を使います。(このことについては前回の後半で説明しています。Day49を参照してください。) If you run も、意味の上では If you will run というように未来を表します。しかし普通は、上のように「will」を使いません。
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「if」(〜かどうか) |
「if」は「もしも〜なら」ではなくて、「〜かどうか」というように選択的な意味で使うこともできます。この場合の「if節」では、未来のことを表す場合に「will」を省略しないでそのまま使います。これは「1」の「if」が副詞節なのに対して、この「if」は名詞節だからです。 「節」とは、簡単に言うと「主語+動詞」のことです。 副詞節とはその名の通り、副詞的に使われる節です。これは時や条件、理由などを表す接続詞が入ります。そしてある程度独立した形で、文の説明を加えます。 それに対して名詞節とは、名詞的に使われる節です。その節が動詞の目的語として使われたりします。次の文では「if節」全体が、「know」の目的語として使われています。 Do you know if she will come to the party? (彼女がパーティーに来るかどうかを知っていますか。) I wonder if he will be back.(彼は戻ってくるだろうか。)
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「whether」(〜かどうか) |
「whether」は「2」の「if」と同じで、「〜かどうか」の意味で使うことができます。さらに「whether」は、主語として使うこともできます。これに対して「if」はできません。 I don't know whether she will come. (彼女が来るのかどうかわかりません。) She asked me whether he is in Hakodate or he is in Sapporo. (彼女は私に、今彼が函館にいるのかそれとも札幌にいるのかをたずねた。) Whether we can hold 5% of the stock is a matter of life or death. (5%の株を保有できるかどうかは死活問題です。) 「if」が使えない場合を除いては、「if」を使うほうが口語的です。 それでも「〜かどうか」を表したいのに、文脈から「もしも」と訳されるような場合は、それをはっきりさせるために「whether」を使います。
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