その発展的学習の目次へ Advanced study 9-程度の副詞の応用- 「almost」と「nearly」(程度の副詞:応用) 「almost」は「ほとんど」という意味から形容詞のように名詞の前で使えそうですが、副詞なのでそれはできません。したがって動詞の他、形容詞、副詞の前に置いて使います。 また数量語の前に置くこともできます。 We got married almost twenty years ago. (私たちは20年ほど前に結婚しました。) 名詞を修飾する場合は、「all」などを続けると使うことができるようになります。 Almost all the students go on a school excursion. (ほとんどの学生は修学旅行へ行きます。) Almost all the men's wear is discounted at 50 percent. (ほとんどの紳士服は50%引きです。) 「all」の他、「always」、「every」も「almost」の後に続けて使うことができます。 「nearly」も「almost」と同様の意味を表します。 しかし「almost」は「no」、「nothing」などの否定語と一緒に使うこともできますが、「nearly」には続けられず、「almost」にしか使えません。このときの意味は「ほとんどない」になります。 He knows almost nothing. (彼はほとんど知りません。) また、「almost」と「nearly」の意味はほとんど同じですが、感覚が多少違います。「almost」は「もう少しのところで達しない」というように、「なりそうでならない」という感覚です。「nearly」は「もう少しで達しそうだ」というように、「しそうになる」という感覚で、「almost」のほうが「nearly」よりも近い感じになります。 たとえば、次の例があります。 (1) It's nearly lunchtime. (2) It's almost lunchtime. 12時30分から昼食の場合、12時15分には(1)を言い、12時27分には(2)が言えるといいます(小西友七:現代英語語法辞典2006) しかし、どちらを用いるかについては、そのときの話し手の心境によります。 Advanced Study 練習問題 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。 程度の副詞について 問題数:5問 その発展的学習の目次へ Copyright(c)英語喫茶
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