英語学習の参考説明 |
一 覧 |
K-5.間接疑問文について |
a. 間接疑問文とthink |
間接疑問文とは、文の一部が疑問文の意味を持っている文のことで、いわば疑問文をもう一方の文に埋め込んだような形となっている。この間接疑問文と動詞thinkの関係では、knowなどの他の動詞と異なったことがみられる。ここではそのことについて説明をする。 まず、間接疑問文には次のような例がある。 (1) a. I don't know what he wants. (私は彼が何を欲しいのかわかりません。) b. I don't know who did it. (私は誰がそれをしたのかわかりません。) c. Tell us what she did. (彼女が何をしたのか私たちに教えてください。) 上のように、疑問詞はknowなどの動詞の後に置かれる。しかし次のような例では非文となる。 (2) a. Do you know where she lives? (彼女がどこに住んでいるのか知っていますか。) b.*Do you think where she lives? c. Where do you think she lives? (彼がどこに住んでいると思いますか。) 上は疑問文の形にしているが、この場合thinkを用いた(2b)は非文となる。それに対して(2c)は文として自然だが、thinkの疑問では、疑問詞を文頭まで持ってこなければならないことになる。 doを用いるのは基本的に、yesまたはnoで答えさせる疑問文である。したがって、do you knowとは「知っているかどうか」を聞くことになる。do you thinkも同様で、この場合は「思うかどうか」を聞くことになる。このときwhere she livesのように「彼女の住んでいるところ」は、do you knowには意味的に自然だが、do you thinkでは不自然に感じられる。「彼女の住んでいるところを思うかどうか」ではおかしい。そこで文頭まで疑問詞を持ってきてwhere do you thinkとし、「どこと思うか」という意味にするのである。 以上を整理すると次のようになる。 (3) このような動詞はthink以外にもimagine、hope、supposeなどがある。 (4) a. Who do you suppose I saw at the restaurant? (私がレストランで誰に会ったと思いますか。) b. What do you imagine I'm going to do? (私が何をしょうとしていると思いますか。) |
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