著書向け確認問題の解説 |
選択式練習問題の解説です。 練習問題の解答後に参照してみてください。 |
現在完了形の経験を表す用法についての問題です。 経験を表す用法と言っても、形式には何の変化もありません。意味的には「現在までの間に何らかの出来事が生じたかどうか」を表します。 問題1について 解答は次のようになります。 Have you ever seen the musical? 経験用法で、さらに疑問文になっている問題です。現在完了形を疑問文にすると、「have」が文頭の置かれることに注意してください。 また、経験の用法では「ever」や「never、」「often」などの副詞がよく使われます。 Have you ever seen the musical? で、「あなたは今までにミュージカルを見たことがありますか。」という意味になります。 「seen」は「see」の過去分詞になります。 問題2について 解答は次のようになります。 Have you ever been engaged before? 文の後ろには「before」が置かれています。現在完了形で使われる「before」は、「以前」の意味がありますが、漠然とした過去の意味のため、現在完了形と一緒に使うことができます。 Have you ever been engaged before? で、「あなたは前に没頭したことがありますか。」という意味になります。 「been」は「be」の過去分詞になります。 問題3について 解答は次のようになります。 Have you ever heard of them? この問題でもそうですが、経験の用法では「ever」のような副詞がよく使われます。 「heard」は「hear」の過去分詞になります。過去形も同じ形です。語尾に「ed」が付かずに、少し変わった形になります。 Have you ever heard of them? で、「あなたは彼のことを聞いたことがありますか。」という意味になります。 問題4について 解答は次のようになります。 I have never forgotten that brave man. ここでは「never」が使われています。これは「したことがない」という意味で使われます。 また「forgotten」は「forget」の過去分詞です。「forget」は「~を忘れる」という意味の動詞です。過去形は「forgot」になり、過去分詞が「forgotten」になります。 I have never forgotten that brave man. で、「私はあの勇敢な人を忘れたことがありません。」という意味になります。 問題5について 解答は次のようになります。 I have been to Amsterdam. この問題では注意することがあります。それは現在完了形の形式上では、間違いではない文が2つあるからです。それは次の2つです。 1 I have gone to Amsterdam. 2 I have been to Amsterdam. 上を見比べると、「gone」と「been」の違いがあります。 1の文は「完了・結果」の用法になります。それは「~へ行ってしまった」という意味になるからです。 2の文は「~へ行ってきた」という意味になることから、経験の用法として正しい文になります。 I have been to Amsterdam. で、「私はアムステルダムへ行ってきました。」という意味になります。 問題6について 解答は次のようになります。 He has been to Alaska. この問題も、上の問題と同様になります。次の2つが現在完了形の形式です。 1 He has been to Alaska. 2 He has gone to Alaska. 選択の仕方は上の問題と同じで、「been」を使っている文を見ていくことになります。 He has been to Alaska. で、「彼はアラスカへ行ってきました。」という意味になります。 ここで、He has gone to Alaska. を選択した場合は、この文は「彼はアラスカへ行ってしまった。」という意味ですから、完了・結果の用法として選択したことになります。 |
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