その発展的学習 |
一 覧 |
その発展的学習
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-受動態の応用- |
疑問文の受動態 |
疑問文の受動態の作り方についてふれていきます。 たとえば、次の例を見てください。 She taught me English. (彼女は私に英語を教えてくれた。) 次はこれを受動態にした文です。 I was taught English by her.(私は彼女から英語を教えられた。) この文を疑問文にするには、「be動詞」を文頭に持ってきて次のようにします。 Was I taught English by her?(私は彼女から英語を教えられましたか。) メ モ
「who」や「what」を使った疑問文の受動態は次のようになります。 |
「by」以外の前置詞 |
受動態で「by」以外の前置詞が使われる場合があります。この場合、過去分詞が形容詞的性質を強く持っていることが多いです。たとえば次の例を見てください。 The mountain was covered with snow. (山は雪で覆われた。) 上の例では「by」ではなく、「with」が使われています。 メ モ
人に対しては「by」を使うのが基本です。 もう1つ次の文を見てください。 (1)She is known by us. (2)She is known to us. これらの中で「彼女は私達から知られている。」という意味の文はどれでしょうか。 正解は(2)です。(1)は「彼女は私達によって判断されます。」という意味になります。この場合の「by」は「判断する」という意味です。「知られている」という意味では、「known」に対して「to」を続けることが約束になっています。 メ モ
A man is known by the company he keeps. は、「人はそのつきあう仲間によって判断される。」ということわざです。 We were surprised.「私達はおどろいた。」の「surprised」も形容詞的性質が強いです。形は過去分詞でも、ほぼ形容詞化した過去分詞です。 We were surprised at his progress.(私達は彼の進歩に驚いた。) 次も同様に形容詞として使われています。 be satisfied with(~に満足しています) be disappointed at(~にがっかりした) be pleased with(~によろこぶ) |
進行形の受動態 |
進行形の受動態は「being」を「be動詞」に続けます。そうすると、型は<主語+be動詞+being+過去分詞>になりますが、「be動詞」と過去分詞の間に「being」が入るだけです。たとえば次の例を見てください。 He was writing a letter last night. (彼は昨夜手紙を書いていました。) 上の例を受動態にすると、次のようになります。 A letter was being written by him last night. (手紙は昨夜彼によって書かれていました。) |
群動詞の受動態 |
「群動詞」とはいくつかの語が集まって1つの動詞になるものをいいます。たとえば「look」は「見る」という意味の動詞ですが、前置詞「after」を続けた「look after」は「世話をする」という意味の動詞になります。また他にも次のような例があります。 catch up with(~に追いつく) speak ill(well) of(~のことを悪く[良く]言う) make use of(~を利用する) take care of(~の世話をする) 群動詞はそれ自体が1つの動詞なので、受動態にしてもそのままの語順を保ちます。 たとえば、次の例を見てください。 I look after your baby while you were out. (あなたがいない間、私はあなたの赤ちゃんをみます。) 上の例は次のようになります。 Your baby was looked after by me while you were out. (あなたがいない間、あなたの赤ちゃんは私によってみられました。) メ モ
群動詞の語順はそのままなので、上の文のように「after」にさらに同じ前置詞である「by」が続いても、文としては正しいことになります。 |
その発展的学習 練習問題 |
記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。 エクササイズ 1 受動態の応用(その1) 問題数:5問 エクササイズ 2 受動態の応用(その2) 問題数:5問 |
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