英語の時間的感覚2 |
一 覧 |
4.1.2.英語においての未来表現の形式 英語においては過去時制と現在完了形を使い分ける必要があるが、未来表現についてもいくつかの形式を使い分ける必要がある。そして、主な形式は次の5つにまとめることができる。 (2) a. 現在時制 b. 現在進行形 c. be going to+不定詞 d. will/shall+不定詞 e. will/shall+進行形 この他にもbe toやbe about toなどがあるが、上の5つを主な未来表現の形式とすることができる。 この5つの形式の中でよく用いられるのは(2c)のbe going toと(2d)のwill/shallである。 5つの形式はそれぞれ意味上異なるが、時間表示に示す場合は前節のように2つしかなく、意味上の差異がありながらも、これらの2つの時間表示に5つの形式を分類することになる。ここでもう一度2つの時間表示を示す。 (3) a. b. ここで、未来表現の5つの形式を分類した場合、(2a)から(2c)の3つの形式は(3a)に割り当てられ、(2d)と(2e)の2つの形式は(3b)に割り当てられる。 また、先にも述べたように、(3a)は話し手の心境において現在との関わりが強く、(3b)はその関わりが弱いことを表している。このことを言い換えるならば、(2a)から(2c)の形式は「近い未来の未来表現形式」であり、(2d)と(2e)の形式は「遠い未来の未来表現形式」ということができる。 次節からは近い未来と、遠い未来の未来表現に分けて述べていく。 |
Copyright(c) 英語喫茶 All Rights Reserved. サイト内の文章・図の無断掲載を禁じます |