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英語の時間的感覚Ⅰ

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be going toの未来表現-英語の時間的感覚Ⅰ

 

4.1.3. be going toの未来表現

 近い未来の中でbe going toは用いられることが多いが、基本的な意味は前節で述べた現在進行形の未来表現に近い。双方とも未来の出来事の原因や計画は現在に存在しているが、現在進行形が「取り決め」の意味を含むのに対してbe going toは「意志」の意味が現れやすい。

 (7)
  a. I am going to go to Germany next week.
   (私は来週ドイツに行く予定です。)
  b. I am going to give up smoking.
   (私はタバコをやめようかと思います。)

 (7a)ではドイツに行くことになる何らかの原因が現在になければ用いることができない。
 また(7b)も同様で、タバコをやめるという話し手の意志が、現在に存在していなければ用いることができない。


英語の時間感覚カット


 ところで、be going toの未来表現とは現在進行形の未来表現に類似する意味を持つと述べたが、現在進行形には「取り決め」の意味があることから次のような相違も生じる。

 (8)
  a. It is going to rain tomorrow.
   (明日は雨が降りそうです。)
  b. *It is raining tomorrow.

 (8a)は明日の天気についての例だが、主語が人ではないので意志の意味は当然現れない。しかし、近い未来を表すことから天気についての今後の状況を表すことができる。
 それに対して(8b)は不自然となる。なぜなら、現在進行形が持つ意味は「取り決め」であるが、天気とはそのような取り決めで決定されることではないからである。

 be going toについては、willの未来表現のところでも少しふれている。



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