
英語学習の豆知識
G-3 現在分詞と動名詞について
a. 現在分詞と動名詞の相違について
現在分詞と動名詞では、形の上では相違がない。たとえば次の例を見てどちらが現在分詞なのかは判断できない。
(1)
a. writing
b. drawing
c. dancing
つまり、形式ではなく、その文の中での用いられ方によって現在分詞または動名詞の相違が現れてくることになる。そしてその性質は、次のように言われる。
(2)
a. 現在分詞 - 動詞と形容詞の性質を持つ
b. 動名詞 - 動詞と名詞の性質を持つ
したがって、be動詞と共に進行形として用いられるのは、現在分詞である。また名詞の前や後ろで、形容詞的にも用いられる。
(3)
The following day was rainy.
(翌日は雨だった。)
そして動名詞は名詞的性質を持つところから、主語や動詞の目的語として用いられる。次はその動名詞の例である。
(4)
a. Taking a walk every morning is good for you.(主語として)
(毎朝散歩することは健康に良い。)
b. The little girl stopped crying.(目的語として)
(その小さな女の子は泣きやんだ。)
(例文は荒木:1997)
以上は簡単に説明した場合である。現在分詞と動名詞は性質に相違があるといわれているが、用いられ方は様々にあり、類似する点がある。したがって、おおまかな区別はこれまで述べてきたことをおさえておくだけで良いが、通常において英語を使う場合は、これらの区別を特に考える必要はない。現在分詞と動名詞の区別なく、ひとまとまりとして、単に「ing形」と呼ぶこともある。
参照
現在形と現在進行形(Day1)
過去形と過去進行形(Day2)
進行形について(英語の時間的感覚)
形容詞としての現在分詞、過去分詞(英文法の発展的学習 7)
引用文献
荒木一雄(1997) 『新英文法用例辞典』研究社
(1)
a. writing
b. drawing
c. dancing
つまり、形式ではなく、その文の中での用いられ方によって現在分詞または動名詞の相違が現れてくることになる。そしてその性質は、次のように言われる。
(2)
a. 現在分詞 - 動詞と形容詞の性質を持つ
b. 動名詞 - 動詞と名詞の性質を持つ
したがって、be動詞と共に進行形として用いられるのは、現在分詞である。また名詞の前や後ろで、形容詞的にも用いられる。
(3)
The following day was rainy.
(翌日は雨だった。)
そして動名詞は名詞的性質を持つところから、主語や動詞の目的語として用いられる。次はその動名詞の例である。
(4)
a. Taking a walk every morning is good for you.(主語として)
(毎朝散歩することは健康に良い。)
b. The little girl stopped crying.(目的語として)
(その小さな女の子は泣きやんだ。)
(例文は荒木:1997)
以上は簡単に説明した場合である。現在分詞と動名詞は性質に相違があるといわれているが、用いられ方は様々にあり、類似する点がある。したがって、おおまかな区別はこれまで述べてきたことをおさえておくだけで良いが、通常において英語を使う場合は、これらの区別を特に考える必要はない。現在分詞と動名詞の区別なく、ひとまとまりとして、単に「ing形」と呼ぶこともある。
参照
現在形と現在進行形(Day1)
過去形と過去進行形(Day2)
進行形について(英語の時間的感覚)
形容詞としての現在分詞、過去分詞(英文法の発展的学習 7)
引用文献
荒木一雄(1997) 『新英文法用例辞典』研究社
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