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quiteには2つの意味がある。それは「まあまあ」や「かなり」という意味と、「まったく」や「完全に」という意味である。
「まあまあ」というような意味は、段階的な意味を持つ形容詞、副詞、動詞を修飾するときに現れる。たとえば、goodやbadなどである。
(1)
a. It is quite cold.
(かなり寒いです。)
b. It is quite good.
(まあまあの出来です。)
これに対して、「まったく」というような意味は、非段階的な意味を持つものに現れる。たとえば、perfectやwrongなどである。
(2)
a. You are quite wrong.
(あなたはまったく間違っています。)
b. I quite understand.
(完全にわかります。)
(1)の場合、quiteは修飾する語の意味をある程度弱めていると言えるが、(2)ではそのようなことが生じていない。このときcompletelyと同様の意味になる。
(3)
I quite agree with you.
(私はまったくあなたに賛成です。)
=I completely agree with you.
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