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>定冠詞(the)と不定冠詞(a/an)の基本 K-1 冠詞について
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英語学習の豆知識
K-1 冠詞について
a. 定冠詞(the)と不定冠詞(a/an)の基本
冠詞については、定冠詞と不定冠詞がある。英語のtheは定冠詞、aまたはanは不定冠詞と言われている。
これらの冠詞について、細部まで突き詰めようとすると、相当難しいことになる。たとえば定冠詞のtheは固有名詞には普通付かないが、山脈や川を表す場合は付くことになる。
(1)
a. the Alps
(アルプス山脈)
b. the Nile
(ナイル川)
また、the Englishとすると、英国ではなく、英国民という意味になる。さらに形容詞の前に付けることで、次のような例も見られる。
(2)
a. the rich
(お金持ちの人)
b. the diseased
(故人)
これらは一部の用い方にすぎないが、ここではこれ以上ふれずに、文脈上においての基本的な冠詞の用い方について説明をしていくことにする。
冠詞に定冠詞と不定冠詞の区別があるが、その違いはその名の通り定冠詞が特定した名詞を意味し、不定冠詞は漠然とした1つの名詞を意味することである。したがって既に知られていることに対しては、theを用いることになる。
(3)
I have a dog. The dog is three years old.
(私は犬を飼っています。その犬は3歳です。)
上の例において、最初の文ではa dogというように不定冠詞が用いられているが、次の文ではa dog が既に知られていることになるので、the dogとして用いられている。
次の例でも同様のことが言える。
(4)
I like your garden. The flowers are beautiful.
(私はあなたの庭が好きです。花がきれいですからね。)
上の2つ目の文では、the flowersというように、前の文で花についてふれていないのにも関わらず、定冠詞が用いられている。しかし、1つ目の文で話題となっているのは庭のことであり、2つ目の文の花も、その庭にある花を指して話しているので、いわば関連したものとして知られていることになる。
これに類似する例としては、次の例もある。
(5)
Can I open the window?
上では1文しかないが、定冠詞を用いてthe windowとなっている。これはその場の状況において、windowに関することが明らかだからである。つまりその部屋において、開ける窓は話し手と聞き手にとって既知となっていることになる。
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