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manyとmuchは、どちらも「たくさんの」という意味を持っている。これらの数量の範囲については、話し手の主観的なものであり、具体的に決めることはできない。
2つの相違はmanyが可算名詞に用いられ、muchが不可算名詞に用いられることである。しかし2つの用法は類似している。ここではそのことについて説明をする。
まず、この2つについては肯定文ではあまり用いられないことが原則となっている。どちらも否定文と疑問文、または条件文で用いられる。
(1)
a. He does not have many friends (否定文)
(彼には友人があまりいません。)
b. Do you take much sugar in your coffee? (疑問文)
(コーヒーに砂糖をたくさん入れますか。)
manyとmuchを肯定文で用いるのは、主語を修飾する場合である。
(2)
a. Many people came to the airport to see me off.
(大勢の人たちが空港まで私を見送りに来てくれました。)
b. Much time has been wasted.
(多くの時間が無駄になりました。)
また、so、as、too、howと共起する場合も、肯定文で用いることができる。
(3)
a. I advised him so many times, but it was of no use.
(私は彼に何度も忠告をしたが、何の役にも立たなかった。)
b. I drank too much coffee this morning.
(今朝はコーヒーを飲み過ぎました。)
それ以外の肯定文では、a lot of やlots of、plenty ofを、代わりに用いる。
(4)
He has got a lot of friends.
(彼には友人がたくさんいます。)
参照
数の形容詞(基礎からの英語学習Day24)
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