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>数量を表すsome とanyの相違の基本について S-1 Someとany
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英語学習の豆知識
S-1 Someとany
a. 数量を表すsome とanyの相違の基本について
someとanyはどちらも不定の数や量を表す。そして複数を表す可算名詞と不可算名詞に用いられる。
(1)
a. 複数可算名詞とany
Are there any letters for me?
(私に手紙が来ていますか。)
b. 不可算名詞とsome
I need some money.
(お金が少し必要です。)
用い方の相違は、基本的にsomeが肯定文で用いられ、anyが疑問文、否定文、条件文で用いられることである。
しかしsomeとanyが基本的に持っている意味とは、次のように言うことができる。
(2)
a. some
Someは数量について漠然としているが、それでもある程度の数量を期待している。
b. any
Anyは数量について漠然としていて、それに対する期待がない。
期待というのは、話し手が心に抱く漠然とした数量ということである。したがって疑問文では通常anyが用いられるとされるが、人に何かを勧めるようなときはsomeが用いられる。
(3)
Would you like some more coffee?
(コーヒーをもう少しいかがですか。)
上の場合は、相手に対して勧めるコーヒーを、話し手は前提として持っていることになる。次も同様のことが言える。
(4)
Can I have some apples?
(リンゴを少しいただけませんか。)
上の場合は、話し手が頼んでいることになるが、少しのリンゴについては単に漠然としているのではなく、話し手の前提として捉えられていることになる。
(5)
a. Are there any letters for me?
b. Are there some letters for me?
(5a)は話し手が漠然と、自分あての手紙が届いているかどうかをたずねていることになるが、(5b)では話し手が手紙についていくらか届いていることを期待していることになる。その数については漠然としているのだが、漠然としながらも話し手の前提としてあるのであることになる。
つまり、(5b)を用いる場合、話し手は相手からの答えとしてYes.を予期しているとも言える。それに対して(5a)には、そのような意味が含まれない。
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