
英語学習の豆知識
Z-1 前置詞について
f. inとonの違いについて
ここではinとonの基本的な意味の相違について、説明をしていく。
inの基本的意味は「~の中に」である。(inについては「atとinの違いについて」を参照。)
それにたいして、onの基本的な意味は「接触」である。よく「~の上に」と訳されるが、それは基本的な意味ではない。したがって、次のような例が見られる。
(1)
a. Pictures of the family hung on the wall.
(家族の写真が壁にかかっていた。)
b. The dog is on the chain.
(犬が鎖につながれている。)
接触を意味するところから、(1a)のように壁にかかっている場合でもonを用いることになる(壁に接触しているという意味)。また(1b)のように、鎖に接触しているところからもonを用いることになる。
接触される対象は、その意味から「表面」または「線上」ということになる。a scratch on the car doorとは、自動車のドアの「表面」に擦り傷があるということである。
そしてこの「表面」については、平面的な広がりも表す。
(2)
She strewed seeds on the field.
(彼女は畑に種をまいた。)
車やバスに乗ることを表す場合、次のようにすることができる。
(3)
a. He gets on a bus.
b. He gets in a taxi.
(3)において、バスの場合、たいていは上のようにonが用いられる。それはバスを広い表面のように捉えることができるからである。それにたいしてタクシーの場合は、「容器」のように捕らえられるためinが用いられる。
話し手によってバスを容器のように捉えた場合、(3a)にはonの代わりにinを用いることができる。しかし(3b)では、inの代わりにonを用いない。タクシーは普通、広い表面のようには捉えられないからである。
参照
atとinの違いについて(英語学習の豆知識)
場所の前置詞(基礎からの英語学習Day38)
inの基本的意味は「~の中に」である。(inについては「atとinの違いについて」を参照。)
それにたいして、onの基本的な意味は「接触」である。よく「~の上に」と訳されるが、それは基本的な意味ではない。したがって、次のような例が見られる。
(1)
a. Pictures of the family hung on the wall.
(家族の写真が壁にかかっていた。)
b. The dog is on the chain.
(犬が鎖につながれている。)
接触を意味するところから、(1a)のように壁にかかっている場合でもonを用いることになる(壁に接触しているという意味)。また(1b)のように、鎖に接触しているところからもonを用いることになる。
接触される対象は、その意味から「表面」または「線上」ということになる。a scratch on the car doorとは、自動車のドアの「表面」に擦り傷があるということである。
そしてこの「表面」については、平面的な広がりも表す。
(2)
She strewed seeds on the field.
(彼女は畑に種をまいた。)
車やバスに乗ることを表す場合、次のようにすることができる。
(3)
a. He gets on a bus.
b. He gets in a taxi.
(3)において、バスの場合、たいていは上のようにonが用いられる。それはバスを広い表面のように捉えることができるからである。それにたいしてタクシーの場合は、「容器」のように捕らえられるためinが用いられる。
話し手によってバスを容器のように捉えた場合、(3a)にはonの代わりにinを用いることができる。しかし(3b)では、inの代わりにonを用いない。タクシーは普通、広い表面のようには捉えられないからである。
参照
atとinの違いについて(英語学習の豆知識)
場所の前置詞(基礎からの英語学習Day38)
<英語学習の豆知識目次へ>