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新ページ基礎からの英語学習
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beautiful〜 / I’m happy / It is 〜 for 人 to ...(形容詞@)


形容詞は名詞の前におかれてその名詞を修飾したり、be動詞の後におかれてその主語の状態などをあらわしたりします。
また比較変化もしますが、比較変化については新たに比較をテーマにしたところで詳しく書いてみるつもりです。



beautiful 〜

  形容詞が名詞の前におかれてその名詞を修飾する場合について書いていきます。
形容詞の基本的な使い方の1つですが、「今更」と思うかもしれません。
ですがまずは復習の意味を込めて見てください。

a flower の意味は単に「花」をあらわしますが、この a flower の前に beautiful をおくと a beautiful flower となり意味は「美しい花」となります。
つまり beautiful「美しい」を名詞である a flower の前におくことで a flower を「美しいもの」というように修飾します。







また a などは普通、形容詞の前におかれます。
もしも flower が複数をあらわす flowers だったら flowers に形容詞 beautiful がそのままついて
beautiful flowers となります。


その他の<形容詞+名詞>の例です。


His house has a beautiful garden.
(彼の家には美しい庭があります)

We can speak some foreign languages.
(私たちはいくつかの外国語を話すことができます)



また動詞の後に形容詞がおかれて同じような意味をあらわす使い方もあります。
この場合は形容詞が直接名詞の前におかれません。
基本的な形としては<主語+動詞+形容詞>になります。

たとえば上の形容詞の使い方(<形容詞+名詞>の使い方)の文が次のようにあったとします。


This is a beautiful flower.
(これは美しい花です)

この文は当然ですが形容詞が名詞の前におかれて直接名詞を修飾している文です。
この文を<主語+動詞+形容詞>の形に書き換えてみると次のようになります。


This flower is beautiful.
(この花は美しい)


他にも<主語+動詞+形容詞>の例文を書いてみます。


The weather was fine yesterday.
(昨日の天気はよかったです)

My brother is poor at soccer.
(私の弟はサッカーが下手です)
[poor = 貧しい、下手な]





限定用法と叙述用法について


ここで文法的な用語の説明をしておきます。
ここまで書いてきた形容詞の使い方には2つの方法がありましたが、それぞれの方法は文法的に次のようによばれています。


名詞の前に直接形容詞がおかれるような<形容詞+名詞>の使い方
     
この場合は「限定用法」とよばれています。


動詞の後に形容詞がおかれるような<主語+動詞+形容詞>の使い方
     
この場合は「叙述用法」とよばれています。



ある限定用法で書かれた文を叙述用法にすると意味が変わってしまう場合がありますがたいていの場合は同じ意味で書き換えることができます。
ここで1つ限定用法と叙述用法で意味が変わる文の例を書いてみます。


@ My present address is Hakodate.
 (私の住所は函館です)

A He was present at the meeting.
 (彼はその会議に出席していました)


present には形容詞で「現在の」や「出席している」という意味があります。
そして上の2つの文では形容詞である present の意味がそれぞれ違ってきます。
(@は限定用法でAは叙述用法です)

ですがたいていの場合は同じ意味で使われます。
またこれとは別に形容詞には限定用法と叙述用法の両方に使えるものもあれば、叙述用法にしか使うことができないものもあります。
叙述用法にしか使うことができない形容詞については今回の最後に書いています。








  いわゆる叙述用法的な形容詞の使い方で人の状態をあらわす方法になります。
つまり<主語+動詞+形容詞>の文で、主語に人をあててその人の状態をあらわします。

I am happy.
(私は幸福です)

この文は
主語に I
動詞(be動詞)に am
形容詞に happy

をあてて文を作っていますが、このような形の文で主語である I の状態をあらわすことができます。
他にも人を主語とした例文を書いてみます。


I am busy.
(私は忙しい)

They are angry.
(彼らは怒っています)


be動詞以外の動詞を使った表現も次に書いてみます。
これらに使われる動詞も会話ではよく使われます。



You look tired.
(あなたは疲れているように見えます

We feel happy.
(私たちは楽しく思います


またこのように人を主語とした形容詞は他にも多くありますが、その形容詞の例について下に書いてみます。







これらは全て<主語(人)+動詞+形容詞>の「形容詞」の部分にあてはめて文を作ることができます。
ですがここで注意をすることは、形容詞の中には人を主語として文を作ることができないものがあるということです。
次に人には使えない形容詞について書いていきます。

たとえば次の例文を見てください。


I am interested in English.
(私は英語に興味があります)
[interested = 興味を持つ]

この文は「英語に興味がある」という意味を形容詞 interested を使って主語である I の状態をあらわしています。
ですが「興味」という意味では interesting という形容詞もあります。
しかし interesting は人を主語とした文では使うことができません。
interesting は人ではなく物事に対して使われます。
次に interesting の例文を書いてみます。


The movie was interesting to me.
(その映画は私には面白かった)

この文の interesting は The movie のことについて表現しています。
このように interesting は物事に対して使われます。
そしてこの interesting のような形容詞は他にも多くあり、またよく使われるものもありますので注意がいります。


また、この文の interesting の代わりに interested は使えませんが、次のように人を主語にした文に書き換えることはできます。


I am interested in the movie.
(もちろん意味は同じです)


それでは下に人を主語とした文では使うことのできない形容詞、つまり物事に対して使われる形容詞の例を書いてみます。







ここで間違いやすい形容詞の使い方の例について書いてみます。
次の2つの文を見てください。意味は「彼は本を読むことが必要です」をあらわすように書いています。


@ He is necessary to read books.

A It is necessary for him to read books.


necessary は形容詞で意味は「必要な、なくてはならない」とあらわします。
そしてこの necessary も人を主語にして使えない形容詞であり、したがって上の例文では@の文が間違っていることになります。
necessary はその意味からすれば人を主語にした文にも使えそうな気のする形容詞ですが、このように間違いやすいので注意がいります。

× @ He is necessary to read books.

 A It is necessary for him to read books.


ところでAの文の形は<It is 〜 for 人 to ...>というもので大切な表現方法ですので、次ではこの形の文について書いていきます。






  この<It is 〜 for 人 to ...>の文は「〜」の部分に形容詞をおきます。
そして「人」の部分にその形容詞が対象とする人をおき、「...」の部分には「〜すること」となる文をおきます。
例文を1つ書いてみると次のようになります。


It is difficult for him to learn French.
(彼にとってフランス語を習うのは難しい)

この文では次のような構造になっています。
It is difficult で「それは難しい」こと。
for him でそれは「彼にとって」。
to learn French で、では何が難しいかといえば「フランス語を学ぶこと」となります。


下にもう少し詳しく書いてみます。







例文を次に書いてみます。


It is hard for me to save money.
(お金を貯めることは私には難しい)



また同じような意味で<to+動詞の原形(to不定詞)>を文につけるやりかたもあります。
これは<主語+動詞+形容詞>の文に<to+動詞の原形>つけます。



例文を1つ次に書いてみます。


French is difficult to learn.
(フランス語は学ぶのに難しい)

この文は French is difficult で「フランス語は難しい」という意味になり、
それに to learn「学ぶこと」を後ろにつけて作っています。


それでは下にもう少し詳しく書いてみます。







この文の形は、前半に書いた人を主語した文にも使うことができます。
そしてその場合の<to+動詞の原形>の部分は人(主語)がそうなった理由あらわします。

たとえば I am happy.という文がありましたが、これに<to+動詞の原形>をつけた文を次に書いてみます。


I am happy to pass the exam.
(その試験に合格できて私はうれしい)

この文で I am happy は<主語+動詞+形容詞>の文で最初の方で学習した人を主語にした文の例です。
そしてその文に to pass the exam <to+動詞の原形>をつけていますが、これは I am happy になった理由をあらわしています。
このことについては、またあらためて詳しく書いていこうと思います。






  この形の文はのIt is 〜 for 人 to ... の文に似ています。
ちょうど for が of に変わっただけです。
しかし意味的なものはそれぞれ違うので注意してみてください。

まず<It is 〜 for 人 to ...>の文は、「〜することは」「(人)にとって〜だ」という意味でした。
それに対して<It is 〜 of 人 to ...>の文は、「〜するとは」「(人)は〜だ」という意味になります。
つまりこの場合、「人」に対しての性質や評価のことを言っていることになります。
この「性質や評価」のことをいうことは<It is 〜 for 人 to ...>と<It is 〜 of 人 to ...>の文を区別する上で大事なことですからぜひ覚えておいてください。
それでは1つ例文を書いてみます。


It is kind of you to help me.
(私を手伝ってくれるとはあなたは親切な人だ)

この文では to help me の「私を手伝ってくれた」ということで、「あなたは親切だ」ということを of you を使ってあらわしています。
つまり of you の<of+人>はここでは「人」に対して評価をしています。
そしてその評価が It is kind の「親切だ」となるわけです。


このことについて下にまとめてみます。







もう1つ例文を次に書いてみます。


It was careless of you to leave a pen in your house.
(家にペンを忘れてくるとはあなたは不注意だったね)
[careless = 不注意]

この文も to 以下の文に対しての評価である careless を you (of you) に対してあらわしています。


It is 〜 の「〜」の部分に入る形容詞はこの文の意味上、人や to 以下の行為に対してあらわすことができるものに限られてきますが、上にあげた kind や careless の他にも使うことができる形容詞の例について下に少し書いてみます。













  最初の方でちょっとふれましたが、形容詞には限定用法と叙述用法があります。
そして形容詞は限定用法と叙述用法とどちらにも使えるものもあれば、叙述用法にしか使うことのできない形容詞もあります。
ここではその叙述用法にしか使うことのできない形容詞について書いてみます。

特に難しいというわけではありません。
ですがまだ形容詞の使い方に慣れていないと思いましたら後でまた読んでみてください。
それでは次の文を見てください。


I was awake.
(私は目が覚めていた)

この文は<主語+動詞+形容詞>の形で「叙述用法的な文」です。
そしてこの文で使われている形容詞 awake(目が覚めて)は直接名詞の前におかれるような「限定用法的な文」では使われません。
このような形容詞の特徴としては接頭辞として「a」が頭に置かれていることに注意してください。
この接頭辞「a」がおかれていることがこの場合の形容詞の特徴です。
たとえば awake の場合は wake の頭に「a」が付いた形容詞ということになります。
もう1つ次の例文を見てください。


She was aware of the danger.
(彼女は危険なことに気づいていた)
[aware = 気づいている]

この文の aware も叙述用法的な文でしか使うことができない形容詞です。
では、他にも接頭辞 a がおかれて叙述用法的な文にしか使われない形容詞の例について下に書いてみます。







もう1つ例文を書いてみます。
上の形容詞の例から alone を使って1つ書いてみると次のようになります。


She found herself alone.
(彼女は孤独だった)
[find(現)- found(過)- found(過分)= 見つける、わかる]

したがって alone は次のような限定用法的な文では使うことができません。


× He likes alone dinner.

この場合で「彼は1人の夕食が好きだ」という意味をあらわす文は成立しません。














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