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Day21で、<If+主語+should 〜>の文についてふれていました。
マークで印をつけているところですが参照してみてください。
ところでその<If+主語+should 〜>の文は実現の可能性が低いことをあらわします。
意味としては「万一〜なら」となります。
次の例文はDay21でふれたときに書いたのと同じ例文です。
If Ann should call me while I am out, tell her she can come at any time.
(万一アンが私の外出中に電話をしてきたら、いつでも来ていいと伝えてください)
この文の最初の部分である、
If Ann should call me while I am out,
が<If+主語+should 〜>の文で実現の可能性が低いことをあらわします。
意味は「万一アンが私の外出中に電話をしてきたら」になります。
ところでこの if と should を使って「万一〜」の意味をあらわすのとは別に、もう1つ同じ実現の可能性が低いことをあらわす文があります。
それは were to を使った文です。
were to の文もあるということは、実はDay21のマークのところでもふれていましたが、そのときは were to のことについては詳しくふれませんでした。
そして代わりに、仮定法についてふれるときに were to についてもふれていくことをそのときに書いていましたが、それは were to の文には仮定法過去が使われるからでした。
ここで、Day21で書いたとおり were to についてふれていきます。
were to を使った文は if の文と帰結の文の2つからなります。
そして were to は if の文の中で使われ、帰結の文は仮定法過去の文が使われます。
文の形は次のようになります。
<If+主語+were to+動詞の原形, 主語+助動詞の過去形+動詞の原形>
(主語+助動詞の過去形+動詞の原形とは仮定法過去のことです)
そして意味は「もしも〜なら、〜だろう」となります。
should を使った場合の「万一〜なら」のように実現の可能性があまりないことをあらわしますが、意味的には should よりもその可能性が一段と低く、ほとんど可能性がないことをあらわします。
それでは例文を書いてみます。
If war were to break out, we would go abroad.
(もしも戦争が起これば、私たちは外国へ行くだろう)
[break = 破る、割る]
[break out = 起こる]
If my child were to die, what would I do ?
(もしも私の子供が死ねば、私はどうするだろう)
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