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英語喫茶基礎からの英語学習>推量と許可のmayとmight(助動詞) Day10



84回のレッスンで
基礎から英文法をマスター

Day 10

推量と許可のmayとmight(助動詞)

 今回は推量と許可を表す助動詞mayの使い方についてふれていきます。
 またmayの過去形mightについても見ていきます。

基礎からの英語学習-1項目目

「may」


   「may」には「~かもしれない」というように推量(可能性)や、「~をしてもよい」というように許可の意味があります。型は<主語+may+動詞の原形>で、「may」の後に動詞を続けます。否定形は「may not」になります。次は推量と許可の意味別に示しています。

・<推量(可能性)の「may」>
 I may go to the movies tomorrow.(明日映画を見に行くかもしれません。)
 It may rain tomorrow.(明日は雨になるかもしれない。)
 He may be wrong.(彼が間違っているかもしれない。)
 She may not come to the party.(彼女はパーティーに来ないかもしれない。)


 推量の確信度は「should」や「will」、「must」よりも低いです。可能性の低さや自信のなさが意味の中に含まれます。

 (参照:mayの推量についての詳細は、法助動詞(2.2.)。)


・<許可の「may」>
 You may go now.(もう帰っていいよ。)
 You may do as you like here.(ここでは好きなようにしていいですよ。)
 You may not stay here.(ここにとどまってはいけません。)


 この許可の「may」には、目上の人が許可を与えるという権威的な印象があります。したがって会話では「can」のほうがよく使われています。この「can」の「許可」の意味については、次回でふれていきます。

 (参照:mayの許可については、法助動詞(2.1.)。)






基礎からの英語学習-第2項目目

「may」の疑問形(許可を求める)


   「may」には許可の意味がありますが、疑問文では許可を求めることができます。そうすると、「~をしてもよろしいですか」という意味になります。型は<May I+動詞の原形>で、「May I」は固定していますが、その後に動詞を続けるだけです。

 <Can I+動詞の原形>も許可を求めるのに使うことができますが、「May」のほうが相手を尊重する丁寧な言い方になります。それは「may」には権威的印象があるからです。「may」を疑問文で使うことによって、相手を目上と位置づける効果があります。
 しかし堅苦しい言い方になるので、「Can」のほうがよく使われています。この「Can」については次回でふれていきます。

 May I come in?(中に入ってもいいですか。)
 May I smoke?(タバコを吸ってもいいですか。)


 (参照:mayの許可についての詳細は、法助動詞(2.1.)。)


 「May I ~ ?」と「Shall I ~ ?」には、次のような違いがあります。

 「May I ~ ?」 → 相手に「許可」を求めます。
 「Shall I ~ ?」 → 相手に「提案」をします。

 「May I ~ ?」に対する答えとして、Yes, you may. は権威的な印象を与えますので、Yes, you can. のほうがよく使われます。

 また「may」を使って祈願をあらわすことがあります。
 型は<May+主語+動詞の原形>で、「may」と主語の語順が変わります。しかしこれは文語的です。

 May the new year bring you happiness!
 (新年が良い年でありますように。)








英文法の休息







基礎からの英語学習-第3項目

「may」の過去形「might」


   「might」は「may」の過去形です。「may」と同じ推量と許可の意味がありますが、推量の場合はより実現の可能性が低いことを表します。許可の場合は、控え目な表現になります。しかし推量の意味以外には、あまり使われません。

 「might」過去形ですが、表すのは現在のことです。

 She might be in London by now.
 (彼女はもうロンドンに着いているかもしれない。)(推量)
 He might take you for a girl.
 (彼はあなたを女の子と間違うかもしれない。)(推量)
 [take A for B = AをBだと思う]


 「might」の推量は「may」よりも実現の可能性が低くなりますので、「(ひょっとして)~かもしれない」という意味が含まれます。しかし最近は、「may」と「might」の間にはあまり差がなくなっています。

 また「may」は許可に、「might」は推量に使う傾向があります。

 (参照:mightの詳細(mayとともに説明しています。)は、法助動詞(2以降)。)




レッスンの確認問題
 このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。

基礎からの英語学習-確認問題1
推量のmay とbe going to について
問題数:7問

選択式問題の解説

基礎からの英語学習-確認問題2
許可のmay について
問題数:3問

選択式問題の解説


 





ワンランク上の練習問題
 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。

基礎からの英語学習-記述式練習問題1
mayの推量と許可の表現について
問題数:5問

記述式問題の解説

基礎からの英語学習-記述式練習問題2
may Iの許可とmightの推量の表現について
問題数:5問

記述式問題の解説

 



今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。





英語の推量と許可の may と might 基礎からの英語学習10日目カット  







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