|  | 「enough」には、「十分な」や「必要なだけの」という意味があります。名詞を修飾する形容詞の他にも副詞、代名詞としても使われます。副詞と代名詞については今後ふれていきますが、ここでは形容詞と共に、それら3つについてふれていきます。 
 1<名詞の前の「enough」(形容詞として)>
 名詞を修飾する場合は、名詞の前におきます。可算名詞と不可算名詞のどちらにも使うことができます。可算名詞に使う場合は、その名詞を複数形にします。
 
 She doesn't have enough money.(彼女は十分なお金を持っていなかった。)
 I don't have enough eggs.(十分な卵がありません。)
 
 上で「money」は不可算名詞なので形はそのままですが、「egg」は加算名詞なので、複数形の「eggs」になっています。
 
 
 2<名詞以外(形容詞)の後ろの「enough」(副詞として)>
 名詞以外(形容詞)を修飾する場合は、その形容詞の後ろに続けます。
 
 He wanted to drive a car.  But he was not old enough.
 (彼は車を運転したかった。けれどもまだ運転できる年齢ではなかった。)
 Does she become good enough at English?
 (彼女は英語が十分上達しましたか。)
 
 それぞれの「enough」は、「old」と「good」を修飾しています。
 
 
 3<単独の「enough」(代名詞として)>
 「enough」が代名詞として使われる場合です。
 
 Would you like tea?  No, thank you.  I have had enough.
 (紅茶はいかがですか。いいえ、ありがとう。私はもう十分いただきました。)
 
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