86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター
Day 7
予定のbe going toと予測のwill(英語の未来表現)
今回は未来を表す表現についてです。
be going toとwillの使い方を見ていきます。
1「be going to」
それに対して「will」は、その時点で考える予定や推量を表すことになります。これは予定がすでに決まっているのではなく、まだ「予測」の範囲内であることを意味します。
型は<主語+be going to+動詞の原形>です。


主語の後に「be going to」を続けるだけですが、「be」はbe動詞のことで、それは主語によって形が変わります。
また「to」の後ろは動詞の原形になりますので、「s」や「ed」がつきません。
「be going to」の「going」は「go」の進行形ですが、だからといってそれ自体に意味はありません。be going toの3語で助動詞的に使われます。
また「be going to」の後に「go」が続くと、同じような語が2つ続くように感じますが、これは間違いではありません。
I'm going to go to Italy.(私はイタリアに行くつもりです。)
ただし、この「go」は省略して使うこともできます。
I'm going to Italy.
I am going to buy a TV.(私はテレビを買う予定です。)
I am not going to buy a car.(私は車を買うつもりはありません。)
Are you going to sell your car?(あなたは車を売るつもりですか。)
No, I am not.(いいえ、そんなつもりはありません。)
上のAre you going to sell your car? は、車を売ることを決めているかどうかをたずねていることになります。
「be going to」の過去形はbe動詞を過去形にするだけですが、単なる過去のことだけではなくて、それが「実現できなかった」という意味になります。
I was going to be a doctor.(私は医者になるつもりだった。)
(医者になれなかったという意味が含まれます。)
(参照:be going toの詳細は、英語の時間的感覚(4.2.3.))
2「will」
型は<主語+will+動詞の原形>で、willの後に動詞を置きます。
否定形は「will」の後に「not」が続きます。
疑問形は「will」と主語の語順が逆になります。
一人称を「will」に使うと、Day9でふれる「意志」の意味が「will」にあらわれてくるので、一人称に対しては「shall」も多く使われてきました。
しかし、最近では人称に関係なく「will」を使うようになっています。
イギリス英語では、今でも一人称に対して「shall」を使う傾向があるようですが、それでも「will」を使うようになってきています。
It will be fine tomorrow.(明日は晴れるでしょう。)
The teacher will give us a test tomorrow.
(明日先生は私達にテストをするでしょう。)
He won't be there.(彼はそこにいないでしょう。)
(won'tはwill notの短縮形です。)
Will you be at home this evening?(夕方にあなたは家にいますか。)
(参照:willの詳細は、英語の時間的感覚(4.3.1.)。 または、法助動詞(3))
The telephone is ringing.(電話が鳴っていますよ。)
I'll answer it.(わかりました、私がでます。)
ここで、I'm going to answer it. を使うと、電話が鳴る前からその電話が鳴ることがわかっていることになってしまいます。
また、上で使われている「will」には意志の意味があります。このことについては、Day9でふれていきます。
また短縮形についてですが、「will」の短縮形は「'll」になります。
I will → I'll
You will → You'll
「will」の否定形はwill notになりますが、この短縮形は「won't」になります。
He will not be there. →
He won't be there.


be going to について
問題数:5問
選択式問題の解説

be going to とwill について
問題数:3問
選択式問題の解説
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
