86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター
Day 8
未来進行形
今回も未来を表す表現です。
未来進行形の基本的な使い方についてです。
1未来進行形
型は<主語+will be+現在分詞(ing形の動詞)>で、「will」の後に「be」をそのまま続けてから、後にing形の動詞を続けます。
The train will be passing the station in a few minutes.
(あと数分でその電車が駅を通過しているでしょう。)
[in a few minutes = 数分後に(この場合の「in」には、「~経つと」という意味があります。)]
I will be having dinner in Kyoto at this time tomorrow.
(明日の今頃は京都で夕食をしているでしょう。)
(参照:未来進行形の詳細は、英語の時間的感覚(4.3.2.))
現在進行形だけで未来をあらわすことがあります。意味は「be going to」と同じで、すでに決まっていることを意味します。
ただし、文中や前の文で未来のことをあらわしていないと(tomorrowなどを使って)、現在のことか未来のことかがわかりません。
また、普通は時間的にすぐ近くの未来のことを表します。
I am going out tomorrow.(私は明日でかけるつもりです。)
They are leaving for Sapporo next Saturday.
(彼らは次の土曜日に札幌へ出発する予定です。)
Are you going to the theater tomorrow?
(明日は映画を見に行くつもりですか。)
(参照:現在進行形による未来の表現については、英語の時間的感覚(4.2.2.))
「will」の後の「be」は、「be動詞」の原形のことです。
「will」の後には動詞の原形を置きますので、「be」が置かれます。
2進行形について
進行形の意味は、「ある時点で何かをしている」ことです。
そこで基本的に進行形に使われる動詞は、動作の意味をあらわす動詞ということになります。
I'm baking some bread.(私はパンを焼いています。)
She was reading the newspaper.(彼女は新聞を読んでいました。)
I will be studying for the exam.
(私は試験のために勉強をしているでしょう。)
上で使われている「bake」、「read」、「study」は、動作の意味をあらわしています。
進行形として使うことで、それぞれ「焼いている」、「読んでいる」、「勉強をしている」というように、動作の継続をあらわします。
「動作」ではなくて「状態」をあらわす動詞は、ある程度その状態が継続されている意味を持っていますので、普通は状態動詞に進行形を使いません。
状態動詞には「see」の「~を見る」や、「like」の「~を好き」、「forget」の「~を忘れる」などがありますが、それでも状態動詞に進行形を使う場合は、「だんだんと~がしている」というように、過程的な意味をあらわすことがあります。
I'm forgetting it.
(私はそれを忘れかけています。)
3「be going to」と「be about to」
比較的使われることは少ないですが、軽くふれておくことにします。このような形式もあるとだけ覚えておいてください。
2つの形式は似ていますが、意味は違っています。
We were just about to go out when the phone rang.
(私達がちょうど外出しようとしているところに電話が鳴った。)
「be about to」は日本語訳にあるように、時間的に差し迫った未来をあらわします。
「まさにしようとしている」という意味です。そのために、未来をあらわす副詞(tomorrowなど)とは一緒に使えません。

※ このレッスンでは、選択式確認問題はありません。
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
