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「either」と「neither」は副詞の他に、形容詞としても使われます。
基本的に「either」は「(2つともよいが)どちらか一方」、または「どちらでも(両方よい)」という意味です。
それに対して「neither」は「どちらもない」というように、「either」を否定した意味です。そこから「either」には「or」を、「neither」には「nor」を加えて、接続詞的に使うこともできます。
次は「either」の例です。
Either you go or I go.
(あなたが行くのか、私が行くのかどちらかです。)
Either she or he is at fault.
(彼女か彼のどちらかが間違っています。)
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動詞の形は、その動詞に近い名詞に合わせます。
たとえばEither she or he is at fault.の「he」を「I」にかえると、Either she or I am at fault.になります。
次は「she」に動詞を合わせた文です。
Either you or she has to do the washing.
(あなたか彼女のどちらかが洗濯をしなければなりません。)
このことは「neither」についても同じです。
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次は「neither」の例です。
There were neither spoons nor forks.(スプーンもフォークもなかった。)
I know neither English nor French.
(私は英語もフランス語も知りません。)
She neither bought it nor borrowed it.
(買ったのでも借りたのでもない。)
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「either」に「or」、「neither」に「nor」を使うことの区別は約束事です。
また、上のように「either A or B」と「neither A nor B」においての、AとBの関係は対等です。Aが名詞ならばBも名詞にします。それからAが形容詞ならばBも形容詞、そしてAが動詞ならばBも動詞にします。
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ところで、「either」と「neither」は、「~もない」という意味で使うことができます。これは肯定文で使う「too」や「also」とは反対の意味になります。
肯定文では「too」と「also」を使いますが、否定文では「either」と「neither」を代わりに使います。(肯定文の「too」と「also」については基礎からの英語学習Day32を参照してください。)
John didn't come to the party, and Ann didn't either.
(ジョンはパーティーに来なかったし、そしてアンも来なかった。)
John didn't come to the party, and neither did Ann.
(意味は上と同じです。)
上の「and」以下の文に注意してください。1例目の「either」は文末に置いて使いますが、2例目の「neither」は前に置いて使います。
2例目の「Ann」と「did」の語順については、「倒置」が生じています。それは「neither」が否定語だからです。(この「did」は前にある「come」の代わりに使っている動詞です。)
そこで否定語である「neither」のところでは、さらに「didn't」のような否定語を続けません。それは否定語の後にさらに否定語を続ける必要がないからです。
次も同様に比較をしている例です。
He can not swim well, and I can not either.
(彼はうまく泳ぐことができませんし、私もできません。)
He can not swim well, and neither can I.
(意味は上と同じです。)
I don't like coffee.(私はコーヒーが好きではありません。)
Neither do I.(私もです。)
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上の Neither do I. を「either」で書き換えると、I don't like it either. になります。
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