英語喫茶~英語・英文法・英会話~
基礎からの英語学習

英語喫茶基礎からの英語学習>その他の副詞eitherとneither Day34



86回のレッスンで
基礎から英文法をマスター

Day 34

その他の副詞eitherとneither

 今回はその他の副詞としてeitherとneitherの使い方にふれていきます。

基礎からの英語学習-第3項目

「either」と「neither」


   「either」と「neither」は副詞の他に、形容詞としても使われます。
 基本的に「either」は「(2つともよいが)どちらか一方」、または「どちらでも(両方よい)」という意味です。
 それに対して「neither」は「どちらもない」というように、「either」を否定した意味です。そこから「either」には「or」を、「neither」には「nor」を加えて、接続詞的に使うこともできます。
 次は「either」の例です。

 Either you go or I go.
(あなたが行くのか、私が行くのかどちらかです。)
 Either she or he is at fault.
(彼女か彼のどちらかが間違っています。)


 動詞の形は、その動詞に近い名詞に合わせます。
 たとえばEither she or he is at fault.の「he」を「I」にかえると、Either she or I am at fault.になります。
 次は「she」に動詞を合わせた文です。

 Either you or she has to do the washing.
 (あなたか彼女のどちらかが洗濯をしなければなりません。)

 このことは「neither」についても同じです。


 次は「neither」の例です。

 There were neither spoons nor forks.(スプーンもフォークもなかった。)
 I know neither English nor French.
 (私は英語もフランス語も知りません。)
 She neither bought it nor borrowed it.
 (買ったのでも借りたのでもない。)


 「either」に「or」、「neither」に「nor」を使うことの区別は約束事です。

 また、上のように「either A or B」と「neither A nor B」においての、AとBの関係は対等です。Aが名詞ならばBも名詞にします。それからAが形容詞ならばBも形容詞、そしてAが動詞ならばBも動詞にします。


 ところで、「either」と「neither」は、「~もない」という意味で使うことができます。これは肯定文で使う「too」や「also」とは反対の意味になります。
 肯定文では「too」と「also」を使いますが、否定文では「either」と「neither」を代わりに使います。(肯定文の「too」と「also」については基礎からの英語学習Day32を参照してください。)

 John didn't come to the party, and Ann didn't either.
 (ジョンはパーティーに来なかったし、そしてアンも来なかった。)
 John didn't come to the party, and neither did Ann.
 (意味は上と同じです。)

 上の「and」以下の文に注意してください。1例目の「either」は文末に置いて使いますが、2例目の「neither」は前に置いて使います。
 2例目の「Ann」と「did」の語順については、「倒置」が生じています。それは「neither」が否定語だからです。
(この「did」は前にある「come」の代わりに使っている動詞です。)
 そこで否定語である「neither」のところでは、さらに「didn't」のような否定語を続けません。それは否定語の後にさらに否定語を続ける必要がないからです。
 次も同様に比較をしている例です。

 He can not swim well, and I can not either.
 (彼はうまく泳ぐことができませんし、私もできません。)
 He can not swim well, and neither can I.
 (意味は上と同じです。)

 I don't like coffee.(私はコーヒーが好きではありません。)
 Neither do I.(私もです。)


 上の Neither do I. を「either」で書き換えると、I don't like it either. になります。






基礎からの英語学習-第2項目

同意の表現について


   「私もです。」と相手に同意する口語的な表現があります。
 次の例を見てください。

 She doesn't want to go.(彼女は行きたくはありません。)
 Me either.(私もです。)

 上のMe either.は、相手の否定的な表現に対して同意する口語的な表現です。
 それに対して、相手の肯定的な表現に対して同意する場合は Me too. を使います。
 ここでも、肯定文の「too」と否定文の「either」が使い分けられます。


 He doesn't like meat.(彼は肉が好きではありません。)
 Me neither.(私もです。)

 上の Me neither. も、相手の否定的な表現に同意する口語的な表現です。
 Neither do I. よりもやわらかい表現になります。


 最後に、形容詞として使う例について、少し説明をします。
 「either」と「neither」は、それらの意味から複数のように思われますが、「単数」として扱うのでそれに続く名詞も単数形になります。動詞の形もそれに合わせます。

 Either magazine is interesting.(どちらの雑誌も面白いです。)
 Either size will do.(どちらのサイズも大丈夫です。)
 [will do = ちょうどよい、十分]
 Neither book is in the library.(どちらの本も図書館にはありません。)

 上は「either」と「neither」を形容詞として、それぞれ名詞の前に置いて使っています。
 1例目の名詞である「magazine」は単数として使っています。そして動詞も「is」を使っています。


 「either」と「neither」は、次のように代名詞としても使うことができます。

 Either will do.(どちらでもよい。)
 Neither has breakfast.(どちらも朝食をとっていません。)







英文法の休息




レッスンの確認問題
 このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。

基礎からの英語学習-確認問題2
either とneither の使い方について
問題数:3問

選択式問題の解説


either とtoo の使い方について
問題数:4問

選択式問題の解説


 





ワンランク上の練習問題
 記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。

基礎からの英語学習-記述式練習問題2
either と neither について
問題数:5問

記述式問題の解説

基礎からの英語学習-記述式練習問題3
too と either について
問題数:5問

記述式問題の解説

 



今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。





英語の程度の副詞とその他の副詞 基礎からの英語学習34日目カット  






<前へ> <目次へ> <次へ>

<英語喫茶トップページへ>




 英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。


Copyright(c) 英語喫茶~英語・英文法・英会話~ :サイト内の文章・図等の無断掲載を禁じます