命令文に「and」や、「or」を使って表す用法についてふれていきます。
1.「命令文+and」について
命令文に「and」を続けると、「~をしなさい、そうすれば」という意味で使うことができます。
たとえばHurry up.「急ぎなさい。」という命令文に、「and」とYou will be in time for the movie.「映画に間に合うでしょう。」を続けると次のようになります。
Hurry up, and you will be in time for the movie.
(急ぎなさい、そうすれば映画に間に合うでしょう。)
このように「and」を命令文に続けることで、命令文の後を「そうすれば~」という意味の文にすることができます。次も同様の例です。
Go straight on, and you will see the station.
(まっすぐ行きなさい、そうすれば駅が見えてきますよ。)
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命令文は、命令や要求を表す文のことで、文の作り方は動詞の原形を文頭に置きます。そして命令をする相手(you)は省略されるのが普通です。
Calm down.
(落ち着きなさい。)
Call me a taxi.
(タクシーを呼んで。)
Be quiet.
(静かにしてください。)
否定の命令は「Don't」を使います。意味は「禁止」を表します。
Don't waste time.
(時間を無駄にするな。)
Don't be in a hurry.
(急いではいけない。)
(上のようにbe動詞の原形にも「Don't」を使います。)
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2.「命令文+or」について
「命令文+and」は「~をしなさい、そうすれば」という意味でしたが、「and」の代わりに「or」を続けると、「命令文+or」の型となり、「~をしなさい、さもないと」という意味になります。
これは忠告や助言として使われます。
Hurry up, or you will be late.
(急ぎなさい、さもないと遅れますよ。)
Complete your thesis, or you will not graduate.
(卒論を完成させなさい、さもないと卒業できませんよ。)
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