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1.語句や節の代用としての so (代名詞的用法)
so は副詞として用いることができますが、前に出ている語句や節の代用として用いることもできます。これは代名詞の基本的用法になります。
それは、前に出ている語句や節の繰り返しを避けて、代用として so が用いられます。
たとえば、次の例文を見てください。
a. Will it rain tomorrow? (明日は雨になりそうですね。)
b. Yes, I think so.(そうですね、私もそう思います。)
a の答えとして b で用いられている so は、a の it will rain tomorrow の代用をしています。
また否定の答えをする場合は次のようになります。
c. No, I don't think so. (いいえ、私はそう思いません。)
次も同様の例文になります。
d. Do we have to cancel our plan?
(私達は計画を中止しなければならないのですか。)
e. Yes, the boss said so.(はい、上司がそう言いました。)
代用として so が使われる動詞は、上のように think や say があります。
他にも believe 、 guess 、 expect 、 speak などが、それらの動詞の目的語として用いられます。
だた know には用いられません。
2.So do I と So I do (「 so +(助)動詞+主語」と「 so +主語+(助)動詞」)
so do I で、「私もそうです。」という意味で用いることができます。
また so I do で、「そのとおりです。」という同意の意味で用いることができます。
次にそれぞれに用法について解説をしていきます。
(1)So do I 「 so +(助)動詞+主語」
so の後に助動詞または動詞を置いてから、主語を続ける用法では、主語に強勢が置かれます。
そして「(主語)もそうです。」という意味を表すようになります。これは too を用いた場合と同様になります。
a. She likes cats.
(彼女はネコが好きです。)
b. So do I.
(私もそうです。)
b の So do I. は上のように「私もそうです。」という意味になります。
これを書き換えると、I like it too. と同じになります。
また否定文にたいして、「(主語)もそうです。」という場合は、neither を用いることができます。
c. She doesn't like cats.
(彼女は猫が好きではありません。)
d. Neither do I.
(私も好きではありません。)
(2)So I do「so+主語+(助)動詞」
so の後に主語を置いてから、助動詞または動詞を続ける用法です。(1)の用法と比較して主語と動詞の位置が異なりますが、この場合は助動詞または動詞の方に強勢が置かれます。
そして「そのとおりです。」というように、聞き手に対しての同意を表します。
また、おどろきの意味も含まれる場合があります。
It is hot today.
(今日は暑いですね。)
So it is.
(そのとおりですね。)
※so の代名詞としての用法をここでは解説をしていますが、副詞としての用法については次を参照してください。
so と too(英文法の解説)
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