英語喫茶~英語・英文法・英会話~

英語喫茶英文法の解説>still と yet 副詞



英文法の解説

英文法を品詞ごとなど
詳細に解説


 still と yet 副詞

 どちらも「まだ」という意味があります。
 この意味の場合、「still」は肯定文と肯定の疑問文で使いますが、「yet」は否定文と否定の疑問文で使います。
 また「yet」を使うときは、普通は文末におきます。

 「still」は「あることが予想以上に続いている」ことを意味に含みます。
 それに対して「yet」は、話し手が出来事について「期待していることがまだ起きていない」ことを意味に含みます。

 He is still angry.(彼はまだ怒っています。)
 It is still raining.(雨はまだ降り続いています。)
 Is she still here?(彼女はまだここにいますか。)


 He hasn't finished his homework yet.(彼はまだ宿題を終えていません。)
 Don't go yet.(まだ行くな。)
 I haven't read it yet.(私はまだそれを読んでいません。)


 「still」は肯定文と肯定の疑問文で使うのが普通ですが、もしも否定文で使う場合は否定語よりも前におきます。
 その場合、あえて「still」を使うことから否定の状態を強調する文になります。

 たとえば、①Ann still hasn't arrived. と②Ann hasn't arrived yet. はどちらも「アンはまだ到着していません。」という意味ですが、①は「まだ到着していない」ことへの話し手のいらだち、②には「到着する」ことへの期待が含まれています。


「still」には、名詞を修飾する形容詞で、「静かな」という意味もあります。
 Still waters run deep.は「物静かな人は考えが深い。」という意味のことわざです。


「yet」は肯定文でも「まだ」という意味で使うことができますが、それでも「still」を使うのが普通です。


(「yet」のもう1つの意味としての使い方等はこちらを参照。)








<英語喫茶トップページへ>




 英語喫茶の基礎からの英語学習とやさしい英会話の表現等は、大学の先生方の協力により細部までチェックを入れて作成しています。基礎からの英語学習は科学研究費助成事業(科研費)の研究対象になっています。


Copyright(c) 英語喫茶~英語・英文法・英会話~ :サイト内の文章・図等の無断掲載を禁じます