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Day 43 | ||
−時制の一致− | ||
今回は時制の一致についてふれていきます。基本からふれ、直接話法と間接話法の時制の一致にふれていきます。また間接疑問文の時制の一致も見ていきます。 |
時制の一致の基本 |
動詞(主節の動詞)にもう一方の動詞(従属節の動詞)の形を合わせることを、「時制の一致」といいます。たとえば I know she is beautiful.「私は彼女が綺麗だということを知っています。」は、I know が表している通り現在の時点のことです。これを過去の時点のことと考えた場合は、「私は知っていました。」という意味にしなければなりません。そうすると「I know」を「I knew」にします。 そして、英語では主節の動詞(know)を過去形にした場合は、従属節の動詞(is)もそれに合わせて過去形にします。次のようになります。 I knew she was beautiful. (私は彼女が綺麗だということを知っていました。)
ところで、従属節の動詞がもともと過去形だったらどうなるでしょうか。たとえば次の例を見てください。 I know she was a novelist.(私は彼女が小説家だったことを知っています。) 動詞「know」(主節の動詞)は現在形ですが、従属節の動詞は「was」というように、すでに過去形になっています。ここに時制の一致をする場合は、過去形の動詞を過去完了にします。 I knew she had been a novelist. (私は彼女が小説家だったことを知っていました。)
また、従属節に助動詞がある場合は、助動詞を過去形にします。たとえば I think she will come back.「私は彼女が戻ってくるだろうと思います。」は、次のようになります。 I thought she would come back.(私は彼女が戻ってくるだろうと思った。)
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直接話法と間接話法の時制の一致 |
時制の一致は、直接話法が間接話法になるときに生じることが多いです。 直接話法とは、話したことをそのまま表すことを言います。たとえば「Ann」が「私はうれしいです。」というように、ある時点で話した場合は、次のようになります。 Ann said, “I am happy.”(アンは「私はうれしいです。」と言いました。) 上の I am happy. は、「Ann」が自分で話した内容です。(「I」=「Ann」) このような文を直接話法といい、話した部分は「”」で囲みます。 それに対して間接話法とは、話したことをそのまま表すのではなく、それを「他の人の側に立って」表すことをいいます。たとえば「John」が「私は面白かったです。」というようにある時点で話した場合、それを他の人が伝えるとすると次のようになります。 John said he was interested.(ジョンは面白かったと言いました。) 「he」は「John」のことです。他の人の側に立って伝えるので、「I」にはなりません。このような文を間接話法といいます。 直接話法の Ann said, “ I am happy.”を、間接話法にする場合に時制の一致をしますが、その場合は「”I am happy.”」の動詞である「am」を、「Ann said」の動詞の形「said」に合わせます。そうすると次のようになります。 Ann said she was happy. 間接話法にするので「”」を取ります。「”」の中は「Ann」が直接話した内容なので、動詞の形には変化を与えていませんでした。しかし、間接話法として他の人の側に立つ場合は、主節の動詞の影響を受けることになります。 さらに、他の人の側からみた場合、「”」の中の「I」はおかしくなります。そこで「I」を「Ann」の代名詞として、「she」に変えます。
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間接疑問文の時制の一致 |
間接疑問文とは、一方の文の中に疑問文を組み入れたものです。もとの文が主節で、組み入れる疑問文が従属節になります。このとき、この従属節の動詞に時制の一致をします。 たとえば次の例を見てください。 We know how long you will stay in London. (私達はあなたがどのくらいロンドンに滞在する予定かを知っています。) 上の主節は We know ですが、これを We knew にすると、次のように従属節の助動詞もそれに合わせて過去形にします。 We knew how long you would stay in London.
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