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英語学習の参考説明
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B-2. 文について
a. 句と節の相違、句動詞について
 

 英語の文とは、句(phrase)と節(clause)が組み立てられてできている。このとき、句とは2つ以上の語によって構成されるものを言う。それに対して節も2つ以上の語が集まって構成されるものを言うが、このとき主部と述部を持つものを節といい、持たないものを句という。主部と述部については、簡単に言うと、主部が主語のことであり、述部は動詞のことと言うことができる。つまりS+Vの関係ができている場合を節と言うことになる。
 そして文とは、この節が1つまたは2つ以上からできていると言うことができる。句はその中の一部において、品詞として用いられることになる。
 節の種類については、主に名詞節、形容詞節、副詞節の3つを言うことができる。(これらについての例はJ-1a. 時制の一致を参照。)

 句については、名詞句、形容詞句、副詞句があるが、他に動詞句や前置詞句もある。ただし前置詞句については、形容詞句や副詞句として用いられることが多い。(句とは1つの品詞として用いられるという観点から、8品詞に相当するだけの数があるという考えもある。8品詞についてはH-3a. 品詞についてを参照。)

(1)
a. Would you mind smoking here? (名詞句)
(ここでタバコを吸ってもよろしいですか。)

b. He is a man of great ability. (形容詞句)
(彼は非常に有能な人物だ。)

c. I couldn't sleep because of the heat. (副詞句)
(私は暑さのために眠ることができなかった。)

 ところで句動詞(phrasal verb)だが、句動詞も2語以上から構成されているものを言う。しかしそれらが1つの動詞として機能しているものを、一般に句動詞と言う。
 句動詞には次のような種類がある。

(2)
a. 動詞+副詞
b. 動詞+前置詞
c. 動詞+副詞+前置詞

 以上の型で用いられる。

(3)
a. He came up with a good idea.
(彼も良い考えが浮かんだ。)

b. I have run out of beer.
(ビールを切らしてしまった。)

c. I'm looking forward to seeing you.
(私はあなたにお目にかかるのを楽しみにしています。)

 以上は句動詞の例だが、下線における区全体の意味は個々の単語からは意味を予想することができない場合が多い。つまり慣用的表現が多く、慣用句または熟語というようにイディオム(idiom)と言える。英語話者は日常的に多用するが、日本語話者にとっては、理解が難しいところにもなる。



参照
節と節の種類(時制の一致について)
英語の品詞について




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