基礎からの英語学習 |
一 覧 |
Day 2
-過去形と過去進行形、used to- |
今回は過去形についてです。過去形の基本と規則動詞、不規則動詞を見ていきます。 また、過去進行形とused toの使い方についてもふれていきます。 (今回は比較的多いので、「5」のはっきりとした過去の習慣からは、後日にまわしても構いません。) |
be動詞の過去形 |
amとisはwasになり、areはwereになります。 I was at the party.(私はパーティーに出席しました。) We were tired after the trip.(旅行の後は疲れました。) |
動詞の過去形 |
動詞の過去形は主語の人称に関係なく続けることができます。(たとえば「liked」は全ての人称の後に置くことができます。) 動詞の過去形が表すのは、動作や状態が過去の時点において終了したことです。 I washed my car yesterday.(私は昨日車を洗いました。) We studied English last night.(昨夜私達は英語を勉強しました。) 頻度をあらわす副詞を使って過去の習慣をあらわすこともできます。 He often went fishing.(彼はよく釣りに行きました。) 頻度をあらわす副詞には、always(いつも)、usually(たいてい)、often(しばし ば)、sometimes(ときどき)、never(一度もない)などがあります。 頻度の副詞については、Day29を参照してください。 メ モ
He went fishing. だけなら、単に「彼は釣りに行きました。」という過去の出来事だけしかあらわしませんが、「often」を使うことで、習慣の意味があらわれてきます。 (参照:過去形の詳細については英語の時間的感覚(2.2.2.1以降) |
規則動詞と不規則動詞 |
過去形の動詞には「d」または「ed」が後ろについた規則動詞と、それ以外の不規則動詞があります。また動詞には過去分詞という形もあります。次はその一部の例ですので、全てを覚える必要はありません。動詞がどのように変化していくのかだけを、ただ感じでつかんでください。 したがって、軽くふれるだけで次の「4」へ進んでも構いません。 <規則動詞> ・たいていは動詞の原形の語尾に「ed」をつけます。
・動詞の原形の語尾が「e」で終わる場合は、「d」だけをつけます。
・動詞の原形の語尾が「母音+y」で終わる場合は、「y」をそのままにして「ed」をつけます。
・動詞の原形の語尾が「子音+y」で終わる場合は、「y」を「i」にかえてから「ed」をつけます。
・動詞の原形の語尾が「c」で終わる場合は、「k」をつけてから「ed」をつけます。
<不規則動詞> 規則動詞とは違って不規則動詞は全く異なった形にかわります。 しかしながら、不規則動詞にはよく使われるものが多いです。 ・過去形と過去分詞の形が同じ動詞
・原形、過去形、過去分詞とも同じ形の動詞
・この他にも原形と過去分詞が同じで過去形だけが違うものや、原形と過去形が同じで過去分詞だけが違うものもあります。 ・変化した形が他の動詞と同じ形になる、まぎらわしい動詞
・過去形と過去分詞の形が違う動詞
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過去進行形 |
現在進行形と同じように、過去進行形は過去のある時点でちょうど何かをしていることをあらわします。 型は<主語+be動詞の過去形+現在分詞(動詞のing形)>です。現在進行形との違いは、be動詞を過去形にするだけです。 She was reading the newspaper at 9:30 last night. (彼女は昨日の夜9:30に新聞を読んでいました。) I was watching a soccer match on TV at nine last night. (私は昨日の夜9時にテレビでサッカーを見ていました。) Were you watching a baseball game on TV yesterday evening? (あなたは昨日の夕方にテレビで野球の試合を見ていましたか。) No, I wasn't. I wasn't watching a baseball game on TV yesterday evening. (いいえ。私は昨日の夕方にテレビで野球の試合を見ていませんでした。) (参照:過去進行形の詳細は英語の時間的感覚(6.2.2.以降)) |
はっきりとした過去の習慣 |
はっきりとした過去の習慣的な動作や状態をあらわすときは「used to」を使います。この「used to」は「以前はよく~をした」というように、現在と対比させた意味になります。 これは、「以前はよく~をした(けれども現在はしていない)」という意味で使うことになります。したがって、現在も同じことを続けていることがわかっている場合は、この「used to」を使うことができません。「to」の後ろには動詞が続きます。 I used to go skiing every Sunday in winter. (私は毎週日曜日にスキーに行ったものだ。) (現在はスキーに行っていないという意味が含まれます。) I used to live in Hakodate.(私はかつて函館に住んでいました。) (現在は函館に住んでいないという意味が含まれます。) (参照:used toの詳細は英語の時間的感覚(2.3.1.)) メ モ
「used to」と似た形で「be used to」というのがあります。しかし、意味は全く違って「~に慣れている」です。形容詞の「accustomed」と同じです。(「be used to」の「to」は前置詞なので後ろには名詞や動名詞が続きます。)
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今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
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