基礎からの英語学習 |
一 覧 |
Day 27
-場所の副詞awayとfar- |
今回は場所を表す副詞の続きです。awayとfarについて見ていきます。 またas far asについても見ていきます。 |
「away」と「far」 |
「away」は「離れて」、「去って」、「遠くへ」というように比較的意味が多いです。「far」には場所の意味では、「はるかに」や「遠くに」という意味があります。副詞の他、形容詞としても使われます。 2つの意味は似ていますが、「away」は「向こうへ」という意味が感じられ、「far」は「距離が遠い」という意味が感じられます。 しかし、「far」は単独では否定文と疑問文で使います。肯定文では使わないのが普通です。 He walked away to the door.(彼はドアの方へ歩いていった。) The village is five miles away from here.(村はここから5マイルです。) She went away.(彼女は立ち去った。) How far is it to the village?(その村までどのくらいありますか。) We don't have time to go far.(遠くに行くのに時間がありません。) メ モ
場所の意味の「far」を、同じ意味で肯定文で使う場合は「a long way」を使います。 My house is not far from the station. (私の家は駅から遠くはありません。) Her report of the meeting was far from satisfactory. (彼女の会議の報告書は満足のいくものではなかった。) 上のように「far from」には「~から遠い」という意味がありますが、ほど遠いというところから「少しもない」という意味もあります。 |
「far」 |
「far」と「away」が一緒になった「faraway」は副詞でなく形容詞です。「遠く離れた」という意味で、名詞の前だけに置いて使います(限定用法)。 a faraway place また、「as」と「far」を一緒に用いた「as far as」には、「~をする限り」や、「~まで(場所)」という意味があります。 ・<~をする限り> As far as I know, she will come next week. (私の知る限りでは、来週彼女は来るでしょう。) As far as I can remember, the hotel is thirty years old. (私の記憶する限りでは、そのホテルは30年経っています。) As far as the eye could see, the desert stretched. (見渡す限り、砂漠が広がっていた。) ・<~まで> He went as far as Kyoto.(彼は京都まで行った。) He walked with her as far as the sea.(彼は彼女と海まで散歩をした。) 上のように「as far as+主語+動詞(節)」で「~をする限り」という意味で使われます。<as far as+場所>では、「~まで」という意味になります。 否定文では最初の「as」が「so」になった、「so far as」が代わりに使われることもあります。 副詞の発展的学習(倒置)はその発展的学習8を参照してください。 |
レッスンの確認問題 |
このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。 チェック 1 向こうへという意味について 問題数:3問 選択式問題の解説 チェック 2 遠くへという意味について 問題数:2問 選択式問題の解説 チェック 3 as far as の使い方について 問題数:4問 選択式問題の解説 |
ワンランク上の練習問題 |
記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。 エクササイズ 1 away と far について 問題数:5問 記述式問題の解説 エクササイズ 2 as far as について 問題数:4問 記述式問題の解説 |
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
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