基礎からの英語学習 |
一 覧 |
Day 51
-asの接続詞- |
今回は接続詞としてのasの使い方についてふれていきます。 またwonder if、unless、in caseについてもふれていきます。今回は比較的多いので、「4」の「in case」(もしも~なら、~だといけないから)からは、後日にまわしても構いません。 |
「as」(~をしながら) |
「as」は「~をしながら」というように、「while」と似た意味があります。また「~をするにつれて」というように、物事が並行していることを表すことができます。 As they appeared on the stage, we applauded. (彼らがステージ上に登場してきたとき、私達は拍手をしました。) As we were talking, she came up. (私達が話をしていたら彼女がやってきました。) As the sun rose, a fine view of the sea came into sight. (太陽が昇るにつれて美しい海の景色が見えてきました。) メ モ
「as」には2つの出来事が、ほぼ同時に起きているという意味があります。 また、次のように理由をあらわすためにも使うことができます。しかし、理由の意味が弱いです。聞き手が既に知っている理由ということになりますので、間接的または補足的な理由になります。 As the highway is under construction, we have to endure noise. (幹線道路が建設中なので、私達は騒音に耐えなければなりません。) 聞き手が知っている理由としては、「since」も類似した意味を持っています。(「since」の理由については、その発展的学習 16を参照してください。 「as」には多くの意味があるので、それが理由を表している文なのかどうか曖昧になる場合もあります。そこでそれを避けるために、明確に理由を表す場合は「because」を使うのが普通です。 「as」は「~として」というように、人の「役割」を表すこともできます。この場合は前置詞として使いますので、「as」の後には「名詞」が置かれます。このとき、冠詞は役職を表す場合にはつけません。 I acted as chairman.(私は議長として務めました。) He works as a cook at the hotel. (彼はホテルで料理人として働いています。) メ モ 「regard」や「accept」などの動詞に「as」を続けてから、名詞や形容詞などを「as」の後に続けることができます。(「as」の後は補語として使われることになります。) |
「wonder if」(~かしら) |
「wonder」には「不思議に思う」や、「驚く」という意味があります。知っている事実とは異なる事実を得て、不思議さや驚きを感じることになります。 I wondered at her picture. (彼女の絵を見て「どのように描いたのだろうか」不思議に思った。) I wondered how the Japanese soccer team beat the Brazilian soccer team. (日本のサッカーチームがブラジルをどうやって負かしたのか不思議です。) メ モ
the Seven Wonders of the worldは「世界の七不思議」という意味です。 この「wonder」に「if」を続けて、「(人)が~かしらと思う」という意味で使うことができます。 I wonder if I can get the ticket. (そのチケットを入手することができるだろうか。) I wonder if I'll meet her today.(今日は彼女に会えるだろうか。) I wonder if I can ask her out.(彼女をデートに誘っていいだろうか。) メ モ
「wonder if」で丁寧な依頼を表すこともできます。これに過去形や過去進行形を使うとより丁寧になります。 |
「unless」(~でなければ) |
「unless」は「もしも~でなければ」や、「~をしない限り」という意味で使うことができます。その意味から「if」で書き換えられる場合もあります。 There will be a serious water shortage unless it rains soon. (雨がすぐに降らなければ、深刻な水不足になるでしょう。) Unless you go at once, you'll be late. (すぐに出発しなければ、遅れますよ。) メ モ
「if」で書き換える場合は「if節」で「not」を使います。たとえば、上の文は次のようになります。 |
「in case」(もしも~なら、~だといけないから) |
「in case」には「もしも~なら」というように、「if」と似た意味があります。また、「~だといけないから」というように、何かの場合に備えるという意味があります。 次は「もしも~なら」という意味の例です。 In case you are in trouble, call me immediately. (もしもあなたが困っていたら、すぐに私に電話をください。) [immediately = ただちに、すぐに(= at once)] メ モ
「in case of」でも、「~の場合には」という意味で使うことができます。名詞が「of」の後に続きます。 次は「~だといけないから」という意味の例です。 You must bring an umbrella in case it rains. (雨が降るといけないから、傘を持って行きなさい。) I stayed home all day in case the acceptance was delivered to me. (私に合格通知が届くといけないから、私は一日中家にいました。) メ モ
副詞句として使うこともできます。文末に置いただけで「~だといけないから」という意味になります。「just」を前につけた「just in case」の形で使います。 |
レッスンの確認問題 |
このレッスンにおいて、確認をするための問題です。余裕がありましたら、チェックしてみてください。 チェック 1 as の使い方について 問題数:4問 選択式問題の解説 チェック 2 in case の使い方について 問題数:3問 選択式問題の解説 |
ワンランク上の練習問題 |
記述式の練習問題です。半角英数字で解答してください。 エクササイズ 1 as の文について 問題数:5問 記述式問題の解説 エクササイズ 2 wonder, unless について 問題数:5問 記述式問題の解説 エクササイズ 3 in case について 問題数:5問 記述式問題の解説 |
今日のレッスンはこれで終わりです。
お疲れ様でした。
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